学習トップ理由で解く 生理学第1章 ▸ B. 細胞の構造と機能 / Q0011

理由で解く 生理学

Q0011 生理学の基礎

出典:あマ指 第6回(1998) 問題39
問題
細胞膜について正しい記述はどれか。
選択肢
1 糖脂質分子が規則正しく配列している。
2 イオンに対して選択的な透過性をもつ。
3 タンパク質分子の二重層膜からなる。
4 脂質に溶けやすい物質ほど細胞膜を通りにくい。
解答
正解2(イオンに対して選択的な透過性をもつ。)
解説
✗ 1. 誤り
糖脂質分子が規則正しく配列している。
細胞膜に規則正しく配列しているのはリン脂質分子である。→糖脂質は一部に存在するが主体ではない。
✓ 2. 正しい
イオンに対して選択的な透過性をもつ。
細胞膜はイオンに対して選択的な透過性を持つ。→イオンチャネルやイオンポンプなどの膜タンパク質により、Na⁺、K⁺、Ca²⁺、Cl⁻などの特定のイオンを選択的に透過させる。→この選択的透過性により膜電位の形成や細胞の情報伝達が可能になる。→水やO₂、CO₂は通りやすいが、タンパク質のような大きな分子は通りにくい。
✗ 3. 誤り
タンパク質分子の二重層膜からなる。
細胞膜の基本構造はリン脂質分子の二重層膜であり、タンパク質の二重層ではない。→タンパク質はモザイク状に分布している。
✗ 4. 誤り
脂質に溶けやすい物質ほど細胞膜を通りにくい。
細胞膜がリン脂質で構成されているため、脂質に溶けやすい物質ほど膜を通りやすい(通りにくいのは逆)。
ポイント
  • 細胞膜はリン脂質二重層にタンパク質がモザイク状に分布した構造で、イオンに対して選択的な透過性を持つ。
  • 覚え方のコツ: 「リン脂質二重層+モザイク状タンパク質=流動モザイクモデル」と構造を視覚的にイメージする。
  • 関連知識: 膜タンパク質にはホルモン受容体やNa⁺ポンプなど多様な種類があり、物質の輸送・受容体・酵素として働く。
  • よくある間違い: 「脂溶性物質は通りにくい」と逆に覚えやすい。脂質膜なので脂溶性物質は「通りやすい」が正しい。
比較表
細胞膜の構成要素 役割
リン脂質二重層 基本構造(疎水基を内側にして配列)
膜タンパク質 物質輸送、受容体、酵素として機能
糖鎖 細胞同士の認識に関与
解説画像
あマ指 第6回(1998) 問題39|細胞膜について正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第6回(1998) 問題39|細胞膜について正しい記述はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 生理学
App Store入手