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理由で解く 作業療法士

QO61P100 臨床心理学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問100
問題
不安階層表を作成するのはどれか。
選択肢
1 家族療法
2 系統的脱感作法
3 行動活性化技法
4 内観療法
5 森田療法
解答
正解2(系統的脱感作法)
解説

系統的脱感作法は不安階層表を作り、弛緩状態を保ちながら不安の弱い場面から段階的に慣らして恐怖・不安を消去する行動療法。

系統的脱感作法(Wolpe)は、恐怖症や不安症に用いる行動療法で、まず不安を引き起こす場面を不安の弱いものから強いものへ順に並べた『不安階層表』を作成する。次に筋弛緩法などでリラクセーション状態を作り、その拮抗抑制の下で階層の低い場面からイメージ(または実際)に暴露し、不安反応を段階的に消去していく。不安階層表の作成はこの技法に特有の手続きである。他の療法にはこの手続きはない。

✗ 1. 誤り
家族療法
家族を一つのシステムと捉え関係性に働きかける療法で、不安階層表は用いない
✓ 2. 正しい
系統的脱感作法
不安階層表を作成し、弛緩下で段階的暴露により不安を消去する
✗ 3. 誤り
行動活性化技法
うつに対し活動を増やし正の強化を得る技法で、不安階層表は用いない
✗ 4. 誤り
内観療法
『してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと』を想起する日本発祥の内省療法
✗ 5. 誤り
森田療法
不安を『あるがまま』に受容し目的本位の行動を促す日本発祥の療法
ポイント
  • 系統的脱感作法=不安階層表+リラクセーション+段階的暴露
  • 拮抗抑制の原理で不安を消去
  • 内観療法・森田療法は日本発祥の内省的療法
比較表
主な精神療法の特徴
療法特徴
系統的脱感作法不安階層表+弛緩+段階的暴露で不安消去
行動活性化技法活動増加で正の強化(うつ)
森田療法あるがまま・目的本位の行動
内観療法してもらったこと等を内省
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