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理由で解く 作業療法士

QO61P068 生理学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問68
問題
男性生殖器で正しいのはどれか。
選択肢
1 勃起中枢は腰髄にある。
2 射精は交感神経の作用による。
3 機能的な精子形成は50日かかる。
4 射精時は膀胱内括約筋が収縮する。
5 精子の射精後腟内での寿命は12時間である。
解答
正解2(射精は交感神経の作用による。)、4(射精時は膀胱内括約筋が収縮する。)
解説

射精(放出相)は交感神経支配で、同時に膀胱頸部(内尿道括約筋)が収縮し逆行性射精を防ぐ。勃起は仙髄・副交感神経が担う。

男性の性機能で、勃起は仙髄(S2〜S4)の副交感神経(骨盤内臓神経)が海綿体の血管を拡張させて生じる。一方、射精は精管・精嚢・前立腺の平滑筋収縮による『放出(emission)』が交感神経(下腹神経、Th12〜L2)の作用で起こる。射精時には膀胱頸部の内尿道括約筋(膀胱内括約筋)が交感神経性に収縮し、精液が膀胱へ逆流する逆行性射精を防ぐ。精子形成には約74日(およそ64〜74日)を要し、射精後の精子の女性生殖路内での受精能は約48〜72時間持続する。

✗ 1. 誤り
勃起中枢は腰髄にある。
勃起中枢は仙髄(S2〜S4、副交感)にある
✓ 2. 正しい
射精は交感神経の作用による。
放出相は交感神経(下腹神経)による平滑筋収縮で起こる
✗ 3. 誤り
機能的な精子形成は50日かかる。
精子形成には約74日(約64〜74日)を要する
✓ 4. 正しい
射精時は膀胱内括約筋が収縮する。
膀胱頸部が収縮し逆行性射精を防ぐ
✗ 5. 誤り
精子の射精後腟内での寿命は12時間である。
精子の受精能は約48〜72時間持続する
ポイント
  • 勃起=仙髄・副交感神経
  • 射精の放出相=交感神経、射出=体性神経
  • 射精時に膀胱頸部収縮→逆行性射精防止
  • 精子形成は約74日
比較表
勃起と射精の神経支配
現象神経髄節
勃起副交感神経(骨盤内臓神経)仙髄 S2〜S4
射精(放出)交感神経(下腹神経)胸腰髄 Th12〜L2
射出体性神経(陰部神経)仙髄 S2〜S4
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