学習トップ理由で解く 作業療法士第15章 ▸ 一般 / QO61P050

理由で解く 作業療法士

QO61P050 臨床実習

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問50
問題
作業療法における診療参加型実習で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 模倣−見学−実施の順に実習を進める。
2 指導者との師弟関係の構築が最優先される。
3 実習は対象者または家族の同意が必要である。
4 最終的に指導者の監督なしに作業療法を実施する。
5 学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ。
解答
正解3(実習は対象者または家族の同意が必要である。)、5(学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ。)
解説

診療参加型実習(クリニカルクラークシップ)は対象者・家族の同意のもと、学生が診療チームの一員として指導者から態度・技能・思考を学ぶ形態である。

診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)は、学生が診療チームの一員として実際の診療に参加しながら学ぶ形態で、従来の患者担当型(見学のみ・レポート中心)とは異なる。実際の患者に関わるため、対象者または家族のインフォームド・コンセント(同意)が前提となる。学習過程は『見学→模倣→実施』の段階を踏み、指導者の監督下で行動的援助・臨床技能・臨床思考・基本的態度を段階的に習得する。指導は師弟関係ではなく安全で計画的な監督のもとで行われ、実習を通じて学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ。

✗ 1. 誤り
模倣−見学−実施の順に実習を進める。
正しくは『見学→模倣→実施』の順で、見学が先である
✗ 2. 誤り
指導者との師弟関係の構築が最優先される。
師弟関係ではなく、計画的・段階的な指導と監督が基本
✓ 3. 正しい
実習は対象者または家族の同意が必要である。
実際の診療に参加するため対象者・家族の同意が前提
✗ 4. 誤り
最終的に指導者の監督なしに作業療法を実施する。
学生は常に指導者の監督下で実施し、監督なしでは行わない
✓ 5. 正しい
学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ。
学生は指導者から基本的態度・臨床技能・臨床思考を学ぶ:診療参加を通じて態度・技能・思考を段階的に習得する
ポイント
  • 診療参加型実習=チームの一員として診療に参加し学ぶ
  • 対象者・家族の同意(インフォームド・コンセント)が前提
  • 見学→模倣→実施の段階で指導者の監督下に学ぶ
比較表
臨床実習の形態比較
項目診療参加型(CCS)患者担当型(従来型)
学びの中心診療への参加体験見学・レポート
段階見学→模倣→実施担当患者を受け持ち評価・計画
監督常に指導者の監督下学生への負担が大きくなりやすい
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