学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO61P047

理由で解く 作業療法士

QO61P047 地域作業療法学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午後 問47
問題
「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書(2017年)で示されたのはどれか。
選択肢
1 オレンジプラン
2 重層的支援体制整備事業
3 地域移行・地域定着支援事業
4 精神保健医療福祉の改革ビジョン
5 精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
解答
正解5(精神障害にも対応した地域包括ケアシステム)
解説

2017年の同検討会報告書で、精神障害者が地域で安心して暮らせるよう「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築が理念として示された。

「これからの精神保健医療福祉のあり方に関する検討会」報告書(2017年2月)は、精神障害者が地域の一員として安心して自分らしい暮らしができるよう、医療・障害福祉・介護・住まい・就労などが包括的に確保される『精神障害にも対応した地域包括ケアシステム』の構築を新たな理念として打ち出した。これは高齢者の地域包括ケアの考え方を精神障害分野に発展させたもので、その後の施策の柱となった。他の選択肢はいずれも別の時期・別の枠組みで示された施策である。

✗ 1. 誤り
オレンジプラン
認知症施策推進5か年計画(2012年)で、精神保健医療福祉の本報告書とは別
✗ 2. 誤り
重層的支援体制整備事業
社会福祉法改正(2020年)に基づく市町村の包括的支援体制の事業で時期・根拠が異なる
✗ 3. 誤り
地域移行・地域定着支援事業
障害者総合支援法に基づく地域相談支援で、本報告書で示された理念ではない
✗ 4. 誤り
精神保健医療福祉の改革ビジョン
2004年に示された『入院医療中心から地域生活中心へ』の方針で時期が異なる
✓ 5. 正しい
精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
2017年の本報告書で新たに示された理念
ポイント
  • 2017年報告書=「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の理念を提示
  • 『地域生活中心』を具体化する枠組み
  • 改革ビジョン(2004)とは時期が異なる
比較表
精神保健医療福祉の主な施策と時期
施策時期
精神保健医療福祉の改革ビジョン2004年
オレンジプラン(認知症施策)2012年
精神障害にも対応した地域包括ケアシステム2017年
重層的支援体制整備事業2020年(社会福祉法改正)
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