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理由で解く 作業療法士
せん妄は急性の意識障害(意識混濁)を本態とし、意識が清明に保たれる認知症との最も本質的な鑑別点となる。
せん妄は急性・一過性に発症し、注意・意識の障害を中核とする脳の機能低下状態で、身体疾患・薬剤・手術などが誘因となり日内変動を示す。認知症は慢性・進行性の認知機能低下で、原則として意識は清明である。幻覚・不安・易怒性・見当識障害は両者に共通してみられうるため鑑別力が弱いが、意識障害(意識混濁)の有無はせん妄に特徴的で最も有効な鑑別点となる。せん妄は治療可能な身体的背景をもつことが多く、早期発見が重要である。
| 項目 | せん妄 | 認知症 |
|---|---|---|
| 発症 | 急性・時間〜日単位 | 潜行性・月〜年単位 |
| 意識 | 混濁(意識障害あり) | 清明 |
| 経過 | 変動性・日内変動 | 慢性進行性 |
| 可逆性 | 原因除去で可逆的なことが多い | 多くは不可逆 |
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