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理由で解く 作業療法士

QO61A081 臨床心理学

出典:第61回作業療法士国家試験(2026)午前 問81
問題
絶対臥褥を行うのはどれか。
選択肢
1 系統的脱感作法
2 支持的精神療法
3 精神分析療法
4 認知行動療法
5 森田療法
解答
正解5(森田療法)
解説

絶対臥褥は森田療法の第1期(臥褥期)に行う。個室で終日横になり、外界刺激を遮断して不安を「あるがまま」に受け入れる素地をつくる。

森田療法は森田正馬が創始した神経症(不安障害・強迫性障害など)に対する精神療法で、入院森田療法では第1期に約1週間の絶対臥褥を課す。トイレ・食事以外は個室で終日横臥させ、読書・会話・作業を禁じることで不安や苦悩から逃げられない状況を作り、症状へのとらわれから脱却させる。その後、軽作業期・重作業期・生活訓練期へと段階的に活動を広げる。この臥褥期こそ森田療法に特有の技法であり、他の精神療法には存在しない。

✗ 1. 誤り
系統的脱感作法
不安階層表に沿って弛緩と段階的曝露を組み合わせる行動療法で、臥褥は用いない
✗ 2. 誤り
支持的精神療法
傾聴・受容・保証により患者を支える一般的技法で、絶対臥褥とは無関係
✗ 3. 誤り
精神分析療法
自由連想により無意識の葛藤を洞察させる技法で、臥褥は行わない
✗ 4. 誤り
認知行動療法
認知の歪みの修正と行動変容を図る技法で、臥褥は含まない
✓ 5. 正しい
森田療法
第1期に絶対臥褥(臥褥期)を行うのが特徴
ポイント
  • 絶対臥褥=森田療法の第1期(臥褥期)
  • 神経症(不安・強迫)に適応
  • あるがまま・とらわれからの脱却
比較表
主な精神療法とその特徴
技法特徴・適応
森田療法絶対臥褥→段階的作業、神経症
系統的脱感作法弛緩+段階的曝露、恐怖症
精神分析療法自由連想で無意識を洞察
認知行動療法認知の歪み修正・行動変容
支持的精神療法傾聴・受容・保証
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