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理由で解く 作業療法士

QO57P081 リハビリテーション医学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問81
問題
障害受容に至る5つの過程において3番目に現れるのはどれか。
選択肢
1 解決への努力期
2 ショック期
3 混乱期
4 受容期
5 否認期
解答
正解3(混乱期)
解説

障害受容はショック期→否認期→混乱期→解決への努力期→受容期の順に進む。3番目は混乱期。

障害受容の心理過程はCohn(コーン)やFinkのモデルで段階的に説明される。受障直後の茫然自失(ショック期)から始まり、現実を認めまいとする否認期を経て、怒り・抑うつ・悲哀といった感情が噴出する混乱期に至る。その後、障害を前提に生き方を模索する解決への努力期を経て、価値観の転換が完了する受容期へ移行する。したがって順序でいえば混乱期が3番目にあたる。段階は一方向に固定されるものではなく行きつ戻りつすることも臨床では重要である。

✗ 1. 誤り
解決への努力期
4番目。障害を受け入れ主体的に生活再建へ取り組む段階
✗ 2. 誤り
ショック期
1番目。受障直後の無関心・現実感の乏しい段階
✓ 3. 正しい
混乱期
3番目。怒り・抑うつ・悲哀・他罰/自罰感情が強く現れる段階
✗ 4. 誤り
受容期
5番目。価値の転換が成立し障害を自己の一部として受け入れる段階
✗ 5. 誤り
否認期
2番目。障害の存在や重大さを認めまいとする防衛的段階
ポイント
  • 順序:ショック→否認→混乱→解決への努力→受容
  • 混乱期=3番目で怒り・抑うつが顕在化
  • 段階は行きつ戻りつしうる
比較表
障害受容の5段階(Cohn)
順序段階特徴
1ショック期無関心・現実感の欠如
2否認期障害を認めない防衛
3混乱期怒り・抑うつ・悲哀
4解決への努力期主体的な生活再建
5受容期価値転換・受容
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