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理由で解く 作業療法士

QO57P063 生理学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問63
問題
自律神経の二重支配を受けるのはどれか。
選択肢
1 汗腺
2 膵臓
3 脾臓
4 立毛筋
5 副腎髄質
解答
正解2(膵臓)
解説

二重支配とは交感神経・副交感神経の両方の支配を受けること。膵臓は両者の支配を受けるが、汗腺・立毛筋・脾臓・副腎髄質は交感神経の単独支配である。

多くの内臓は交感神経と副交感神経の拮抗的な二重支配を受けるが、一部の効果器は交感神経のみの単独支配となる。膵臓は副交感神経(迷走神経)刺激でインスリン・消化酵素分泌が促進され、交感神経刺激で抑制されるため二重支配を受ける。汗腺・立毛筋・大部分の血管・脾臓・副腎髄質は交感神経のみの支配で副交感神経支配を欠く。特に副腎髄質は交感神経節前線維が直接支配し、アドレナリンを分泌する点が特徴的である。

✗ 1. 誤り
汗腺
交感神経の単独支配(節後線維はアセチルコリン作動性という特殊性はあるが二重支配ではない)
✓ 2. 正しい
膵臓
交感神経と副交感神経(迷走神経)の二重支配を受ける
✗ 3. 誤り
脾臓
交感神経の単独支配
✗ 4. 誤り
立毛筋
交感神経の単独支配
✗ 5. 誤り
副腎髄質
交感神経節前線維の単独支配でアドレナリンを分泌する
ポイント
  • 二重支配=交感+副交感の両方
  • 交感単独支配:汗腺・立毛筋・血管・脾臓・副腎髄質
  • 副腎髄質は節前線維が直接支配
比較表
自律神経支配の特徴
器官支配
膵臓二重支配(交感+副交感)
汗腺交感単独(コリン作動性)
立毛筋交感単独
脾臓交感単独
副腎髄質交感節前線維が直接支配
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