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理由で解く 作業療法士

QO57P037 地域作業療法学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問37
問題
健康維持・増進の活動について正しいのはどれか。
選択肢
1 肺がん予防のための禁煙指導は特異的2次予防である。
2 保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促す。
3 健康日本21〈第二次〉では心の健康の目標値が設定されていない。
4 ポピュレーションアプローチでは個人への働きかけに重点が置かれる。
5 ヘルスプロモーションとは誰でも病院に受診することができる過程のことである。
解答
正解2(保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促す。)
解説

保健指導は生活習慣病予防のため対象者の行動変容を促す一次予防的活動。禁煙指導は一次予防、ポピュレーションアプローチは集団全体への働きかけ。

保健指導は生活習慣病の発症予防・改善のために、対象者自身の生活習慣の行動変容を支援する一次予防的活動であり選択肢2が正しい。禁煙指導のような疾病発症前の特異的予防は一次予防に位置づけられる。ポピュレーションアプローチは集団全体のリスクを下げる働きかけであり、個人に重点を置くのはハイリスクアプローチである。ヘルスプロモーションは人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセス(オタワ憲章)を指す。

✗ 1. 誤り
肺がん予防のための禁煙指導は特異的2次予防である。
疾病発症前の禁煙指導は一次予防(特異的予防)。2次予防は早期発見・早期治療
✓ 2. 正しい
保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促す。
生活習慣病予防のための行動変容支援が保健指導の中心
✗ 3. 誤り
健康日本21〈第二次〉では心の健康の目標値が設定されていない。
健康日本21〈第二次〉で心の健康の目標値が設定されていない:こころの健康(自殺者減少等)の目標が設定されている
✗ 4. 誤り
ポピュレーションアプローチでは個人への働きかけに重点が置かれる。
ポピュレーションアプローチで個人への働きかけに重点:集団全体への働きかけが特徴。個人重視はハイリスクアプローチ
✗ 5. 誤り
ヘルスプロモーションとは誰でも病院に受診することができる過程のことである。
オタワ憲章では自らの健康をコントロール・改善するプロセスを指す
ポイント
  • 保健指導=行動変容を促す一次予防的支援
  • 一次/二次/三次予防の区別(禁煙指導は一次予防)
  • ポピュレーション=集団全体、ハイリスク=個人
比較表
予防の段階とアプローチ
区分内容・例
一次予防健康増進・特異的予防(禁煙指導・予防接種)
二次予防早期発見・早期治療(がん検診)
三次予防再発防止・リハビリテーション
ポピュレーションアプローチ集団全体への働きかけ
ハイリスクアプローチ高リスク個人への働きかけ
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