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理由で解く 作業療法士

QO57A051 解剖学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問51
問題
関節円板を有する関節はどれか。2つ選べ。
選択肢
1 遠位橈尺関節
2 肩関節
3 胸鎖関節
4 橈骨手根関節
5 腕尺関節
解答
正解【1・3】 / 【1・4】 / 【3・4】 〈複数正答:いずれの組合せも正解〉
解説

※本問は複数正答(厚生労働省が複数の組合せを正解と認定)。【1・3】/【1・4】/【3・4】 のいずれの組合せでも正解。

関節円板は胸鎖関節・遠位橈尺関節(TFCC)などにみられ、関節腔を完全に二分する線維軟骨板。本問は複数の解答が正解とされた欠陥問題。

本問は複数の解答が正解とされた(1・3、1・4、3・4の組合せがいずれも正解として扱われた)。関節円板(articular disc)は関節腔を完全に二分する線維軟骨板で、代表例は胸鎖関節・顎関節・遠位橈尺関節である。遠位橈尺関節には三角線維軟骨複合体(TFCC)の中心をなす関節円板があり、これは尺骨頭と手根骨の間にも介在するため、橈骨手根関節の一部として扱う立場もある。この解剖学的解釈の相違から、遠位橈尺関節・胸鎖関節・橈骨手根関節の3肢のうち2つを選ぶいずれの組合せも正解とされた。肩関節と腕尺関節には関節円板・関節半月ともに存在しない。

✓ 1. 正しい
遠位橈尺関節
尺骨頭と橈骨尺骨切痕の間にTFCCの関節円板を有する
✗ 2. 誤り
肩関節
関節唇(関節唇軟骨)はあるが関節腔を二分する関節円板はない
✓ 3. 正しい
胸鎖関節
鎖骨と胸骨柄の間に関節円板を有する代表的関節
✓ 4. 正しい
橈骨手根関節
TFCCの関節円板が尺骨側で介在するとみなせば該当し、救済対象となった(正/解釈による)
✗ 5. 誤り
腕尺関節
滑車と滑車切痕からなる蝶番関節で関節円板はない
ポイント
  • 関節円板=関節腔を完全に二分する線維軟骨板
  • 代表例:胸鎖関節・顎関節・遠位橈尺関節(TFCC)
  • 膝関節は関節半月(不完全に区分)で関節円板ではない
比較表
関節円板・関節半月を有する主な関節
構造存在する関節
関節円板(完全二分)胸鎖関節・顎関節・遠位橈尺関節
関節半月(不完全区分)膝関節(内側・外側半月)
関節唇肩関節・股関節
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