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理由で解く 作業療法士

QO56A026 作業療法評価学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午前 問26
問題
反復唾液嚥下テストのカットオフ値は30秒間に何回か。
選択肢
1 1回
2 3回
3 5回
4 7回
5 9回
解答
正解2(3回)
解説

反復唾液嚥下テスト(RSST)のカットオフ値は3回で、30秒間に3回未満を陽性とする。

RSSTは座位の被検者の喉頭隆起と舌骨に指を当て、30秒間できるだけ多く空嚥下を繰り返してもらう嚥下スクリーニング検査である。喉頭挙上が完全に触知できた回数を数え、30秒間に3回未満であれば陽性、すなわち嚥下障害の疑いと判定する。したがって基準となる回数は3回で、選択肢2が正しい。1回は陽性と判定される範囲に含まれる回数であって、判定の境目となる基準値そのものではない。5回・7回・9回は基準より多く、健常者でも到達しないことがあるため判定基準には用いない。水も食物も使わないので誤嚥のリスクなく行え、食事場面の観察に先立つ第一段階として有用である。陽性であれば改訂水飲みテストやフードテスト、さらに嚥下造影・嚥下内視鏡へと評価を進める。

✗ 1. 誤り
1回
陽性と判定される範囲に含まれる回数だが、基準値そのものではない(誤)。
✓ 2. 正しい
3回
30秒間に3回未満を陽性とするRSSTのカットオフ値。記述のとおり正しい。
✗ 3. 誤り
5回
基準より多く、健常者でも達しないことがあるため判定基準にしない(誤)。
✗ 4. 誤り
7回
30秒でこの回数を求めるのは過大で、カットオフ値には用いない(誤)。
✗ 5. 誤り
9回
30秒間の空嚥下としては非現実的な回数で、基準にはならない(誤)。
ポイント
  • RSSTのカットオフは30秒間3回
  • 3回未満で嚥下障害の疑い(陽性)
  • 喉頭挙上を触知して空嚥下回数を数える
比較表
主な嚥下スクリーニング
検査陽性(異常)の目安
反復唾液嚥下テスト(RSST)30秒間に3回未満
改訂水飲みテスト(MWST)評点4点未満
フードテスト評点4点未満
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