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理由で解く 作業療法士

QO55P033 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問33
問題
ロコモティブシンドローム改善のためのスクワットの方法で正しいのはどれか。
選択肢
1 閉眼して行う。
2 閉脚して行う。
3 手は体側につける。
4 膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。
5 膝関節を曲げて殿部を床にできるだけ近づける。
解答
正解4(膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。)
解説

ロコトレのスクワットは肩幅に開脚・開眼で行い、膝がつま先より前に出ないよう股関節から曲げるのが安全で効果的。

ロコモティブシンドローム対策のロコトレ(スクワット・片脚立ち)は高齢者が安全に下肢筋力を鍛える運動。スクワットでは膝がつま先より前に出ると膝関節に過剰な剪断・圧迫ストレスがかかり痛みや変形性膝関節症を悪化させるため、殿部を後方に引き股関節を折り込む(ヒップヒンジ)ように行う。転倒予防のため開眼・両足を肩幅に開き、必要に応じ椅子や机で支持する。しゃがみ込みは膝屈曲90度程度までとする。

✗ 1. 誤り
閉眼して行う。
視覚情報を遮ると平衡が乱れ転倒リスクが高まる。開眼で行う
✗ 2. 誤り
閉脚して行う。
支持基底面が狭く不安定。足は肩幅程度に開く
✗ 3. 誤り
手は体側につける。
バランス保持と安全のため前方へ伸ばすか机・椅子で支える
✓ 4. 正しい
膝がつま先よりも前に出ないように曲げる。
膝への負担を減らし安全に大腿・殿筋を鍛える正しい方法
✗ 5. 誤り
膝関節を曲げて殿部を床にできるだけ近づける。
深いしゃがみ込みは膝負担が大きく高齢者に不適。膝屈曲は浅め(約90度)にとどめる
ポイント
  • 開眼・肩幅開脚で安定
  • 膝はつま先より前に出さない
  • 浅めのスクワット(膝約90度)
  • 支持物を利用して転倒予防
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