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理由で解く 作業療法士

QO55P027 作業療法評価学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問27
問題
評価の説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 FIMでは全介助の場合は0点である。
2 WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。
3 Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。
4 障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。
5 老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。
解答
正解4(障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。)
解説

障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)のランクCは、一日中就床し全介助を要する状態を指す。選択肢4がそのとおりで正しい。

この判定基準は生活自立(J)→準寝たきり(A)→寝たきり(B・C)の4ランクで構成される。ランクCは一日中ベッド上で過ごし、排泄・食事・着替えのいずれにも介助を要する最重度であり、全介助に相当するので選択肢4が正しい。FIMは1〜7点の7段階で採点し、全介助は最低の1点、0点という得点は存在しない。WeeFIMの対象は概ね生後6か月から7歳程度の小児であり、「5か月未満」という限定は当てはまらない。Barthel Indexの100点はADLが自立していることを示すにとどまり、IADLや住環境・支援体制まで含めた独居の可否を保証するものではない。老研式活動能力指標は手段的自立・知的能動性・社会的役割の13項目を本人が「はい・いいえ」で自己評価する尺度で、ADLを他者が観察して採点する検査ではない。各尺度が「誰が・何を・何段階で」測るのかを対にして覚えることが要点である。

✗ 1. 誤り
FIMでは全介助の場合は0点である。
FIMは1〜7点の7段階評価で全介助は1点。0点という得点はない(誤)。
✗ 2. 誤り
WeeFIMの対象年齢は5か月未満である。
WeeFIMの対象は概ね生後6か月〜7歳。5か月未満という限定は誤り。
✗ 3. 誤り
Barthel Indexでは100点の場合は独居可能である。
100点はADL自立を示すのみで、独居が可能とまでは判断できない(誤)。
✓ 4. 正しい
障害高齢者の日常生活自立度判定基準では全介助の場合はランクCである。
一日中就床し全介助を要する状態がランクC。記述のとおり正しい。
✗ 5. 誤り
老研式活動能力指標では日常生活動作に関する13項目を他者が観察して評価する。
手段的自立など13項目を本人が自己評価する尺度。他者観察のADL評価ではない(誤)。
ポイント
  • 障害高齢者自立度ランクC=寝たきり・全介助
  • FIMは1〜7点、全介助は1点
  • 老研式活動能力指標は本人が自己評価(IADL・高次生活機能)
比較表
各評価法の要点
評価法要点
FIM1〜7点、全介助=1点
WeeFIM小児版、概ね6か月〜7歳
Barthel Index0〜100点、100点=ADL自立
障害高齢者自立度J・A・B・C、C=寝たきり全介助
老研式活動能力指標13項目・本人自己評価・高次生活機能
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