学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 一般 / QO55P023

理由で解く 作業療法士

QO55P023 基礎作業療法学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問23
問題
作業活動の分析で誤っているのはどれか。
選択肢
1 必要とされる技能を示す。
2 使用する道具を示す。
3 作業耐久性を示す。
4 工程で分類する。
5 所要時間を示す。
解答
正解3(作業耐久性を示す。)
解説

作業(活動)分析は『作業そのもの』の要素を分解する手続き。作業耐久性は個人(対象者)の能力であり、作業側の属性ではない。

作業分析(activity analysis)は、ある作業活動を実施するのに必要な技能(運動・認知・対人など)、使用する道具や材料、工程(段階)、所要時間、環境や難易度などを、作業そのものの性質として分解・記述する手続きである。これに対し『作業耐久性(作業をどれだけ持続できるか)』は対象者側の身体・精神的な能力・耐久性であり、作業分析で示す作業の属性ではなく、対象者評価で把握するもの。したがって作業分析の内容として誤りは選択肢3である。

✗ 1. 正しい
必要とされる技能を示す。
作業遂行に要する運動・認知等の技能を分析する(正しい記述)
✗ 2. 正しい
使用する道具を示す。
作業に用いる道具・材料は分析対象(正しい記述)
✓ 3. 誤り
作業耐久性を示す。
耐久性は対象者側の能力で作業分析の内容ではない(誤り=正答)
✗ 4. 正しい
工程で分類する。
作業を工程(段階)に分けて分析する(正しい記述)
✗ 5. 正しい
所要時間を示す。
作業に要する時間は分析対象(正しい記述)
ポイント
  • 作業分析=作業側の要素を分解
  • 技能・道具・工程・時間・難易度が対象
  • 耐久性は対象者評価の項目
比較表
作業分析でみる要素 vs 対象者評価でみる要素
分析対象
作業分析(作業側)必要技能・道具/材料・工程・所要時間・難易度
対象者評価(人側)作業耐久性・体力・関節可動域・意欲
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