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理由で解く 作業療法士

QO55A069 生理学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問69
問題
肩甲上腕関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 屈曲 ― 棘下筋
2 伸展 ― 棘上筋
3 内転 ― 広背筋
4 外転 ― 上腕三頭筋
5 内旋 ― 烏口腕筋
解答
正解3(内転 ― 広背筋)
解説

広背筋は肩関節の内転(および伸展・内旋)に働く。棘下筋は外旋、棘上筋は外転、上腕三頭筋は肘伸展・肩伸展、烏口腕筋は屈曲・内転。

肩甲上腕関節の運動と主要作用筋を対応させる問題。広背筋は上腕骨小結節稜に停止し、肩関節の内転・伸展・内旋に働くため「内転-広背筋」が正しい。他は誤り:棘下筋は回旋筋腱板の一つで肩の外旋筋であり屈曲筋ではない。棘上筋は外転の初動(0〜30度)を担う外転筋で伸展筋ではない。上腕三頭筋は主に肘関節伸展筋(長頭は肩の伸展・内転にも関与)で肩外転には働かない。烏口腕筋は肩の屈曲・内転に働き内旋の主動作筋ではない。

✗ 1. 誤り
屈曲 ― 棘下筋
棘下筋は回旋筋腱板で肩関節の外旋筋。屈曲筋ではない
✗ 2. 誤り
伸展 ― 棘上筋
棘上筋は外転(特に初動)を担う。伸展筋ではない
✓ 3. 正しい
内転 ― 広背筋
広背筋は肩関節の内転・伸展・内旋に働く
✗ 4. 誤り
外転 ― 上腕三頭筋
上腕三頭筋は肘伸展が主で、肩外転には作用しない
✗ 5. 誤り
内旋 ― 烏口腕筋
烏口腕筋は肩の屈曲・内転に働く。内旋の主動作筋ではない
ポイント
  • 広背筋=肩の内転・伸展・内旋
  • 棘上筋=外転(初動)、棘下筋=外旋
  • 回旋筋腱板:棘上・棘下・小円・肩甲下
比較表
肩甲上腕関節の主な運動と作用筋
運動主な作用筋
屈曲三角筋前部・大胸筋(鎖骨部)・烏口腕筋
伸展広背筋・大円筋・三角筋後部
外転棘上筋(初動)・三角筋中部
内転広背筋・大胸筋・大円筋
外旋棘下筋・小円筋
内旋肩甲下筋・大円筋・広背筋
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