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理由で解く 作業療法士
重症筋無力症は神経筋接合部(アセチルコリン受容体)に対する自己抗体による疾患で、胸腺腫・胸腺過形成など胸腺異常を高頻度に合併する。
重症筋無力症(MG)はアセチルコリン受容体(AChR)に対する自己抗体が終板の受容体を障害し、易疲労性の筋力低下(反復動作で悪化=日内変動)をきたす自己免疫疾患である。胸腺は自己抗体産生に関与し、MG患者の約70〜80%に胸腺過形成、約10〜20%に胸腺腫を認めるため、胸腺摘除が治療選択肢となる。抗コリンエステラーゼ薬(エドロホニウム=テンシロン)投与で神経筋接合部のACh濃度が上がり症状は一時的に改善する。反復刺激試験(低頻度3Hz)では終板電位の減衰により複合筋活動電位振幅は漸減(waning)する点が特徴で、漸増は Lambert-Eaton 症候群でみられる所見である。
| 項目 | 重症筋無力症(MG) | Lambert-Eaton症候群(LEMS) |
|---|---|---|
| 障害部位 | 終板側AChR(シナプス後) | 神経終末Ca²⁺チャネル(シナプス前) |
| 反復刺激試験 | 漸減(waning) | 漸増(waxing) |
| 運動反復での筋力 | 悪化(易疲労) | 一時的に改善 |
| 合併・背景 | 胸腺腫・胸腺過形成 | 小細胞肺癌など傍腫瘍性 |
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