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理由で解く 作業療法士

後頸三角の床の筋配列(上から肩甲挙筋→中斜角筋→後斜角筋)を押さえるのが鍵。前斜角筋と中斜角筋の間の斜角筋隙を腕神経叢と鎖骨下動脈が通るため、両筋の境界は胸鎖乳突筋後縁を目安に触診で確認する。前斜角筋は胸鎖乳突筋の深部に隠れやすく、体表で中斜角筋を同定するときは胸鎖乳突筋後縁のすぐ後方・側頸部中央の高さを探す。
左頸部側面の体表解剖写真で、頭部を右へ回旋させて左側頸部を露出させている。基準となるのは後頸三角で、前壁=胸鎖乳突筋の後縁、後壁=僧帽筋の前縁、底辺=鎖骨で囲まれる。この三角の床(深部)には上方から順に、肩甲挙筋・中斜角筋・後斜角筋が並ぶ。①と②は前頸下部でV字(小鎖骨上窩)をつくる胸鎖乳突筋の二頭(①=胸骨頭、②=鎖骨頭)であり、斜角筋群ではない。④は後頸三角の上部で胸鎖乳突筋後縁に沿って耳・下顎角の下方に体表化する肩甲挙筋、⑤は後外側で三角の後壁をなす僧帽筋(上部線維)である。中斜角筋は、胸鎖乳突筋後縁のすぐ後方、側頸部中央の高さで後頸三角の床に現れる筋であり、これに一致するのは③。したがって公式正答③が中斜角筋で正しい。なお前斜角筋は胸鎖乳突筋の深部に隠れて体表からは明瞭に指せず、この5点のなかでは独立した指標にはなっていない。
| 筋 | 停止 | 位置関係 |
|---|---|---|
| 前斜角筋 | 第1肋骨 | 最前方、斜角筋隙の前壁 |
| 中斜角筋 | 第1肋骨 | 前斜角筋の後方、斜角筋隙の後壁 |
| 後斜角筋 | 第2肋骨 | 最後方 |
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