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理由で解く 作業療法士

QO54A057 解剖学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午前 問57
問題
腎臓で誤っているのはどれか。
選択肢
1 遠位尿細管は集合管につながる。
2 尿細管は腎小体の尿管極に始まる。
3 Henle係蹄は小葉間静脈につながる。
4 Bowman囊は糸球体を包んでいる。
5 輸入細動脈は糸球体につながる。
解答
正解3(Henle係蹄は小葉間静脈につながる。)
解説

Henle係蹄は近位尿細管と遠位尿細管をつなぐ『尿路』の一部で、血管である小葉間静脈にはつながらない。

ネフロンの尿路は『腎小体(糸球体+Bowman囊)→近位尿細管→Henle係蹄→遠位尿細管→集合管』と連続する。Henle係蹄は尿細管の一部であり、血管系である小葉間静脈につながるという記述は誤りである。他の選択肢は正しい:遠位尿細管は集合管に注ぎ、尿細管は腎小体の尿管極(尿細管極)から始まる(血管極には輸入・輸出細動脈が出入りする)。Bowman囊は糸球体(毛細血管の塊)を包み、輸入細動脈が糸球体に血液を送り込み輸出細動脈が出ていく。血管極と尿管極を区別することが理解の要点である。

✗ 1. 正しい
遠位尿細管は集合管につながる。
尿路の連続として正しい
✗ 2. 正しい
尿細管は腎小体の尿管極に始まる。
尿管極(尿細管極)から始まり正しい
✓ 3. 誤り
Henle係蹄は小葉間静脈につながる。
Henle係蹄は尿細管の一部で血管につながらないため誤り(誤=正解)
✗ 4. 正しい
Bowman囊は糸球体を包んでいる。
腎小体の構造として正しい
✗ 5. 正しい
輸入細動脈は糸球体につながる。
血管極から糸球体へ流入し正しい
ポイント
  • 尿路:糸球体→近位尿細管→Henle係蹄→遠位尿細管→集合管
  • 腎小体=糸球体+Bowman囊
  • 血管極=輸入/輸出細動脈が出入り、尿管極=近位尿細管が始まる
  • Henle係蹄は尿細管の一部(血管ではない)
比較表
腎小体の2つの極
出入りする構造
血管極輸入細動脈・輸出細動脈
尿管極(尿細管極)近位尿細管の起始
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