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理由で解く 作業療法士

QO53P026 作業療法評価学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問26
問題
評価法の説明で正しいのはどれか。
選択肢
1 SF-36はコーピングスキルを評価する。
2 COPMは作業遂行の主観的経験を評価する。
3 興味チェックリストは興味の満足感を評価する。
4 意志質問紙は精神的ストレスの程度を評価する。
5 老研式活動能力指標は高齢者の運動能力評価を目的とする。
解答
正解2(COPMは作業遂行の主観的経験を評価する。)
解説

COPM(カナダ作業遂行測定)は、対象者自身が作業遂行の重要度・遂行度・満足度を主観的に評価する面接法。

COPMは、クライエント中心の面接を通じて本人が重要と考える作業を挙げ、その遂行度と満足度を10段階で自己評価する尺度で、作業遂行に対する主観的経験を捉える。SF-36は健康関連QOLを、興味チェックリストは活動への興味の有無・程度を、意志質問紙は意欲・動機づけの表れを観察評価し、老研式活動能力指標は手段的ADL・知的能動性・社会的役割という高次の生活機能を評価するもので、それぞれ選択肢の説明とは合致しない。

✗ 1. 誤り
SF-36はコーピングスキルを評価する。
SF-36は健康関連QOL(身体・精神・社会的側面)を評価する
✓ 2. 正しい
COPMは作業遂行の主観的経験を評価する。
遂行度・満足度を本人が主観的に評価する
✗ 3. 誤り
興味チェックリストは興味の満足感を評価する。
活動への興味の有無・程度を評価する
✗ 4. 誤り
意志質問紙は精神的ストレスの程度を評価する。
意欲・動機づけ(意志)を観察評価する
✗ 5. 誤り
老研式活動能力指標は高齢者の運動能力評価を目的とする。
手段的ADL・知的能動性・社会的役割の高次生活機能を評価する
ポイント
  • COPM=作業遂行の重要度・遂行度・満足度を自己評価
  • SF-36=健康関連QOL
  • 老研式=手段的ADL等の高次生活機能
  • 意志質問紙(VQ)・興味チェックリストは人間作業モデル(MOHO)に基づく評価
  • SF-36が測るのは身体機能・活力・心の健康など8領域の健康関連QOLで、コーピング(ストレス対処)は測らない
比較表
主な評価法と対象
評価法評価対象
COPM作業遂行の主観的経験(遂行度・満足度)
SF-36健康関連QOL
興味チェックリスト活動への興味の有無・程度
意志質問紙(VQ)意欲・動機づけ
老研式活動能力指標手段的ADL・知的能動性・社会的役割
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