学習トップ理由で解く 作業療法士第3章 ▸ 一般 / QO53A070

理由で解く 作業療法士

QO53A070 運動学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問70
問題
頸椎の伸展に作用する筋はどれか。
選択肢
1 頸長筋
2 頭長筋
3 頸板状筋
4 後斜角筋
5 前頭直筋
解答
正解3(頸板状筋)
解説

頸板状筋は項部背側にあり、両側が働くと頸椎を伸展させる(片側で同側への回旋・側屈)。

頸椎の伸展は脊柱後方(背側)にある筋群が担う。頸板状筋(splenius cervicis)は上位頸椎の横突起から起こり項部背側を走る筋で、両側が同時に収縮すると頭頸部を伸展させ、片側収縮では同側への回旋・側屈に働く。一方、椎体前面を走る頸長筋・頭長筋や、環椎後頭関節前方の前頭直筋は頭頸部の屈曲に働く。後斜角筋は第2肋骨を挙上し、頸部の側屈に関与するが伸展筋ではない。伸展か屈曲かは筋が脊柱の前面(屈曲)か後面(伸展)を走るかで判断できる。

✗ 1. 誤り
頸長筋
椎体前面を走り、頸椎の屈曲に作用する
✗ 2. 誤り
頭長筋
椎体前面から後頭骨に付き、頭部の屈曲に作用する
✓ 3. 正しい
頸板状筋
項部背側を走り、両側収縮で頸椎伸展、片側で同側回旋・側屈
✗ 4. 誤り
後斜角筋
第2肋骨を挙上し頸部側屈に関与するが、伸展作用はない
✗ 5. 誤り
前頭直筋
環椎後頭関節前方にあり、頭部の屈曲に作用する
ポイント
  • 脊柱後面の筋=伸展、前面の筋=屈曲
  • 頸板状筋=両側で伸展、片側で同側回旋・側屈
  • 頸長筋・頭長筋・前頭直筋=屈曲筋
  • 斜角筋=肋骨挙上・頸部側屈
比較表
頸部の筋と主な作用
位置主な作用
頸板状筋項部背側伸展・同側回旋/側屈
頸長筋椎体前面屈曲
頭長筋椎体前面頭部屈曲
前頭直筋環椎後頭前方頭部屈曲
後斜角筋頸部外側第2肋骨挙上・側屈
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手