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理由で解く 作業療法士

QO53A056 解剖学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問56
問題
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 円回内筋 ― 尺骨神経
2 深指屈筋 ― 橈骨神経
3 長掌筋 ― 正中神経
4 長母指伸筋 ― 後骨間神経
5 腕橈骨筋 ― 前骨間神経
解答
正解3(長掌筋 ― 正中神経)、4(長母指伸筋 ― 後骨間神経)
解説

長掌筋は正中神経支配、長母指伸筋は橈骨神経深枝(後骨間神経)支配。前腕屈筋は主に正中・尺骨神経、伸筋は橈骨(後骨間)神経が支配する。

前腕の屈筋群は主に正中神経が支配し、例外的に尺側手根屈筋と深指屈筋の尺側半を尺骨神経が支配する。長掌筋は正中神経支配で正しい。前腕の伸筋群は橈骨神経とその深枝である後骨間神経が支配し、長母指伸筋は後骨間神経支配で正しい。誤りの選択肢は、円回内筋=正中神経(尺骨神経ではない)、深指屈筋=正中神経+尺骨神経(橈骨神経ではない)、腕橈骨筋=橈骨神経本幹(前骨間神経は正中神経の枝で屈筋を支配)である。

✗ 1. 誤り
円回内筋 ― 尺骨神経
円回内筋は正中神経支配
✗ 2. 誤り
深指屈筋 ― 橈骨神経
橈側半は正中神経(前骨間神経)、尺側半は尺骨神経支配。橈骨神経ではない
✓ 3. 正しい
長掌筋 ― 正中神経
正中神経支配で正しい
✓ 4. 正しい
長母指伸筋 ― 後骨間神経
橈骨神経深枝(後骨間神経)支配で正しい
✗ 5. 誤り
腕橈骨筋 ― 前骨間神経
腕橈骨筋は橈骨神経本幹支配。前骨間神経は正中神経の枝で母指・示指の屈筋を支配する
ポイント
  • 前腕屈筋は正中神経中心(例外:尺側手根屈筋・深指屈筋尺側半=尺骨神経)
  • 前腕伸筋は橈骨神経・後骨間神経
  • 後骨間神経=橈骨神経深枝(伸筋)、前骨間神経=正中神経の枝(屈筋)
比較表
前腕筋の支配神経
支配神経
円回内筋正中神経
長掌筋正中神経
深指屈筋正中神経(橈側)+尺骨神経(尺側)
長母指伸筋後骨間神経(橈骨神経深枝)
腕橈骨筋橈骨神経(本幹)
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