学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO53A049

理由で解く 作業療法士

QO53A049 作業療法治療学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午前 問49
問題
IPS〈individual placement and support〉モデルによる援助付き雇用の原則として適切なのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 医療や生活支援と連携する。
2 障害が重くても支援の対象となる。
3 長期間訓練をしてから職場開拓を始める。
4 企業から提案があった業務に合わせて求職活動を行う。
5 企業に採用された後は職場の担当部署に以後の支援を任せる。
解答
正解1(医療や生活支援と連携する。)、2(障害が重くても支援の対象となる。)
解説

IPSは希望者全員が対象(除外なし)で、就労支援と医療・生活支援を統合し、訓練より先に一般就労を目指す。

IPS(個別就労支援プログラム)は重度精神障害者の一般就労を支援する援助付き雇用モデルで、主要原則は、(1)本人が働きたいと希望すれば障害の重さで対象から除外しない(ゼロ・エクスクルージョン)、(2)就労支援と医療・生活支援を統合・連携させる、(3)長期の準備訓練を行わず速やかに一般就労を目指す(place-then-train)、(4)本人の好みや強みに基づく職場開拓、(5)継続的(無期限)の個別支援、などである。したがって「医療・生活支援と連携」「障害が重くても対象」が原則に合致する。段階的な訓練後就労や企業都合優先、採用後の支援打ち切りは原則に反する。

✓ 1. 正しい
医療や生活支援と連携する。
就労支援を医療・生活支援と統合するIPSの中核原則
✓ 2. 正しい
障害が重くても支援の対象となる。
本人が希望すれば除外しないゼロ・エクスクルージョンの原則
✗ 3. 誤り
長期間訓練をしてから職場開拓を始める。
IPSは長期準備訓練より先に就労するplace-then-trainで、原則に反する
✗ 4. 誤り
企業から提案があった業務に合わせて求職活動を行う。
企業都合でなく本人の希望・好みに基づく職場開拓が原則
✗ 5. 誤り
企業に採用された後は職場の担当部署に以後の支援を任せる。
採用後も継続的(無期限)の個別支援を行うのが原則で、丸投げは反する
ポイント
  • IPS=place-then-train(訓練より先に一般就労)
  • ゼロ・エクスクルージョン(希望すれば重度でも対象)
  • 就労支援と医療・生活支援の統合、本人の好みに基づく開拓、継続支援
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手