学習トップ理由で解く 作業療法士第4章 ▸ 一般 / QO52P089

理由で解く 作業療法士

QO52P089 臨床医学大要

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午後 問89
問題
てんかんについて正しいのはどれか。
選択肢
1 半数以上が遺伝性である。
2 睡眠不足は発作の誘因である。
3 年齢とともに発症率が減少する。
4 成人では症候性よりも特発性が多い。
5 発作の持続時間は後遺障害と相関しない。
解答
正解2(睡眠不足は発作の誘因である。)
解説

てんかん発作の誘因として睡眠不足は代表的。発症率は乳幼児期と高齢期に高い二峰性、成人発症では脳血管障害・外傷など原因のある症候性が多い。

てんかんは大脳ニューロンの過剰放電による反復性の発作を呈する疾患で、睡眠不足・過労・飲酒・発熱・光刺激などが発作の誘因となる(2が正しい)。したがって規則正しい睡眠は発作管理上重要である。遺伝性(特発性)は一部で、半数以上が遺伝性というわけではない。発症率は乳幼児期と高齢期に高い二峰性を示し、加齢で単調に減少するわけではない。成人発症では脳血管障害・脳外傷・脳腫瘍など基礎疾患による症候性てんかんが多い。てんかん重積状態のように発作が長時間持続すると神経細胞障害が進み後遺障害のリスクが高まるため、持続時間は予後と関連する。

✗ 1. 誤り
半数以上が遺伝性である。
特発性(遺伝性素因)は一部で、半数以上ではない
✓ 2. 正しい
睡眠不足は発作の誘因である。
睡眠不足・過労・飲酒・発熱などが代表的誘因
✗ 3. 誤り
年齢とともに発症率が減少する。
乳幼児期と高齢期に高い二峰性で、単調減少しない
✗ 4. 誤り
成人では症候性よりも特発性が多い。
成人発症は脳血管障害・外傷などによる症候性が多い
✗ 5. 誤り
発作の持続時間は後遺障害と相関しない。
てんかん重積など長時間発作は神経障害・後遺症の危険を高める
ポイント
  • 発作誘因=睡眠不足・過労・飲酒・発熱・光刺激
  • 発症率は乳幼児期と高齢期の二峰性
  • 成人発症は症候性(脳血管障害・外傷・腫瘍)が多い
  • てんかん重積(長時間発作)は予後不良因子
比較表
てんかんの分類(原因別)
分類特徴
特発性(素因性)明らかな器質的異常なし、遺伝的素因、若年に多い
症候性(構造的/代謝性)脳血管障害・外傷・腫瘍など基礎疾患あり、成人に多い
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手