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理由で解く 作業療法士

発症後6時間という超急性期に脳実質内で境界明瞭な高吸収を示すのは出血。左被殻(側脳室外側のレンズ核付近)の高吸収と、対側である右の不全片麻痺から、被殻出血が最も考えられる。
頭部単純CT水平断(基底核レベル)で、患者の左側(画像に向かって右側)の側脳室外側、レンズ核(被殻)付近に境界比較的明瞭な類円形の高吸収(白色)病変を認める。出血はCTで発症直後から高吸収として描出されるため、発症後6時間の時点でこの所見を示すことは急性期血腫に合致し、その局在が被殻に一致するので被殻出血と考えられる。患者は突然の右不全片麻痺で搬送されており、左半球の病変が対側(右)の運動麻痺を来す解剖学的関係(被殻の内側にある内包後脚が圧排・破壊される)とも合致する。視床出血であれば側脳室に接する内側(第3脳室脇)に出血がみられるが、本病変は側脳室の外側にあり位置が異なる。脳梗塞は発症後6時間程度の超急性期では単純CTの変化に乏しく、認められても淡く不明瞭な低吸収にとどまり、本例のような明瞭な高吸収にはならない。くも膜下出血なら脳溝や脳槽など髄液腔に沿った高吸収を示し、慢性硬膜下血腫なら頭蓋骨内板に沿う三日月形の貯留を示すうえ数週間以上の経過をとるため、突然発症・発症後6時間という経過とも合わない。したがって最も考えられるのは被殻出血である。
| 疾患 | CT所見 |
|---|---|
| 被殻出血 | レンズ核外側の高吸収 |
| 視床出血 | 視床(内側)の高吸収 |
| くも膜下出血 | 脳槽・脳溝の高吸収 |
| 慢性硬膜下血腫 | 内板に沿う三日月状血腫 |
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