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理由で解く 作業療法士

QO52A094 臨床医学大要

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問94
問題
内分泌異常と病態の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 下垂体前葉ホルモン欠損 ― 先端巨大症
2 甲状腺機能低下 ― Basedow病
3 抗利尿ホルモン分泌亢進 ― 尿崩症
4 副甲状腺機能低下 ― テタニー
5 副腎皮質機能低下 ― Cushing症候群
解答
正解4(副甲状腺機能低下 ― テタニー)
解説

副甲状腺ホルモン(PTH)低下→低カルシウム血症→神経筋興奮性亢進でテタニーを生じる。ホルモンの過剰/低下の方向を病態と一致させて判断する。

副甲状腺機能低下症ではPTH低下により血中カルシウムが低下し、神経筋の興奮性が高まってテタニー(手足の硬直、Trousseau徴候・Chvostek徴候)を起こす。この組合せが正しい。他は「過剰」と「低下」の方向が病態と逆になっている。内分泌疾患は『どのホルモンが過剰か低下か』『その結果生じる症状』をペアで整理すると誤答を避けやすい。

✗ 1. 誤り
下垂体前葉ホルモン欠損 ― 先端巨大症
先端巨大症は成長ホルモン過剰による。欠損では逆で誤り
✗ 2. 誤り
甲状腺機能低下 ― Basedow病
Basedow病は甲状腺機能亢進症。方向が逆で誤り
✗ 3. 誤り
抗利尿ホルモン分泌亢進 ― 尿崩症
尿崩症はADH作用低下で多尿。ADH亢進はSIADH(低Na・尿濃縮)で逆
✓ 4. 正しい
副甲状腺機能低下 ― テタニー
PTH低下→低Ca血症→神経筋興奮性亢進でテタニー
✗ 5. 誤り
副腎皮質機能低下 ― Cushing症候群
Cushingはコルチゾール過剰。低下ではAddison病で逆
ポイント
  • 副甲状腺機能低下→低Ca→テタニー
  • 先端巨大症=GH過剰、Basedow=甲状腺亢進
  • ADH亢進=SIADH、Cushing=コルチゾール過剰
比較表
内分泌ホルモンと病態
病態ホルモン異常の向き
先端巨大症成長ホルモン過剰
Basedow病甲状腺ホルモン過剰
尿崩症ADH作用低下(多尿)
テタニー(副甲状腺機能低下)PTH低下→低Ca血症
Cushing症候群コルチゾール過剰
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