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理由で解く 作業療法士

QO52A068 生理学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問68
問題
老化に伴う生理機能の変化で正しいのはどれか。
選択肢
1 血管抵抗は低下する。
2 残気量は減少する。
3 心拍出量は増加する。
4 肺活量は増加する。
5 予備呼気量は減少する。
解答
正解5(予備呼気量は減少する。)
解説

加齢では肺・胸郭の弾性低下と呼吸筋力低下により残気量が増加し、肺活量・予備呼気量が減少する。予備呼気量の減少が正しい。

加齢に伴い肺の弾性収縮力低下・胸郭コンプライアンス低下・呼吸筋力低下が生じ、全肺気量はほぼ不変だが残気量が増加し、その分だけ肺活量が減少する。肺活量の構成要素である予備呼気量も減少するため選択肢5が正しい。循環系では動脈壁の硬化により血管抵抗(末梢血管抵抗)は上昇し、心拍出量は加齢とともに低下する傾向がある。したがって血管抵抗低下・残気量減少・心拍出量増加・肺活量増加はいずれも実際の加齢変化と逆であり誤りである。

✗ 1. 誤り
血管抵抗は低下する。
動脈硬化で血管抵抗はむしろ上昇するため誤り
✗ 2. 誤り
残気量は減少する。
肺弾性低下により残気量は増加するため誤り
✗ 3. 誤り
心拍出量は増加する。
加齢で心拍出量は低下する傾向にあり誤り
✗ 4. 誤り
肺活量は増加する。
残気量増加により肺活量は減少するため誤り
✓ 5. 正しい
予備呼気量は減少する。
肺活量減少に伴い予備呼気量も減少し正しい
ポイント
  • 加齢=残気量増加・肺活量低下・予備呼気量減少
  • 加齢=血管抵抗上昇・心拍出量低下
  • 全肺気量は加齢でほぼ不変
比較表
加齢に伴う主な生理機能変化
項目変化
残気量増加
肺活量・予備呼気量減少
末梢血管抵抗上昇
心拍出量低下
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