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理由で解く 作業療法士

QO52A040 作業療法治療学

出典:第52回作業療法士国家試験(2017)午前 問40
問題
精神障害者の就労と最も関連があるのはどれか。
選択肢
1 精神症状の程度
2 精神障害の診断名
3 職業前訓練の時間
4 これまでの入院期間
5 就労へのモチベーション
解答
正解5(就労へのモチベーション)
解説

精神障害者の就労の成否は、診断名・症状の程度・入院歴といった医学的要因より、本人の就労意欲(モチベーション)や作業習慣・対人技能など機能的要因との関連が強い。

精神障害者の就労予後研究では、診断名や症状の重症度、入院期間などの臨床変数は就労の成否をあまり予測しないことが知られる。むしろ本人の就労意欲、これまでの職業経験、基本的な生活・作業習慣、対人技能といった要因の方が就労継続と強く関連する。IPS(個別就労支援)などの援助付き雇用でも、本人の希望・意欲を起点に迅速に職場開拓を行う点が重視される。

✗ 1. 誤り
精神症状の程度
症状の重さは就労の成否を予測しにくく、関連は限定的
✗ 2. 誤り
精神障害の診断名
診断名の違いは就労予後をあまり規定しない
✗ 3. 誤り
職業前訓練の時間
長時間の職業前訓練が就労に直結するわけではない。むしろ早期の職場適応が重視される
✗ 4. 誤り
これまでの入院期間
入院期間の長短は就労予後の主要因ではない
✓ 5. 正しい
就労へのモチベーション
本人の就労意欲が就労の獲得・継続と最も関連が強い
ポイント
  • 就労予後は診断名・症状の程度より意欲・作業習慣・対人技能
  • IPS(援助付き雇用)は本人の希望・意欲を重視
  • 医学的重症度は就労成否をあまり予測しない
比較表
精神障害者の就労と関連要因
要因就労との関連
就労へのモチベーション強い(意欲・希望)
作業習慣・対人技能強い
症状の程度・診断名・入院期間弱い(予測力低い)
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