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理由で解く 臨床医学総論

Q0706 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第15回(2007) 問題53
問題
アセトン臭がみられるのはどれか。
選択肢
1 糖尿病性昏睡
2 肝性昏睡
3 尿毒症
4 乳酸アシドーシス
解答
正解1(糖尿病性昏睡)
解説
✓ 1. 正解
糖尿病性昏睡
✓ 正しい。 糖尿病性昏睡では血中のケトン体が蓄積しアセトン臭が呼気に認められる。教科書にも糖尿病は意識障害の原因として記載されている。肝性昏睡ではアンモニアによる肝臭(甘ったるい臭い)、尿毒症では尿素による尿臭がみられるが、アセトン臭ではない。乳酸アシドーシスでもアセトン臭は典型的でない。
✗ 2. 誤り
肝性昏睡
肝性昏睡では肝臓の解毒機能低下によりアンモニアが蓄積し、特有の肝臭がする。
✗ 3. 誤り
尿毒症
尿毒症では腎機能低下により尿素窒素が蓄積し呼気に尿臭がする。
✗ 4. 誤り
乳酸アシドーシス
乳酸アシドーシスは乳酸の蓄積によるアシドーシスで、特有の臭いは伴わない。
ポイント
  • アセトン臭=糖尿病性昏睡(ケトアシドーシス)。肝臭=肝性昏睡。
  • 糖尿病性昏睡では血中のケトン体が蓄積しアセトン臭が呼気に認められる。
  • 教科書にも糖尿病は意識障害の原因として記載されている。
  • 重要用語: アセトン臭=糖尿病性昏睡、ケトアシドーシス、肝臭=肝性昏睡 を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 具体例
一次性脳障害 脳出血・脳梗塞・くも膜下出血・脳腫瘍・てんかん・髄膜炎
循環障害 心室細動・心筋梗塞・ショック・高血圧性脳症
低酸素血症 COPD・肺炎・重症貧血
内分泌疾患 低血糖性昏睡・糖尿病性昏睡・甲状腺クリーゼ
代謝障害 尿毒症・肝性昏睡
意識障害の程度 定義
傾眠 放置すると眠るが、呼びかけで覚醒する
昏迷 強い刺激でかろうじて反応
半昏睡 自動的体動以外は昏睡と同じ
昏睡 いかなる刺激にも反応しない
解説画像
鍼灸 第15回(2007) 問題53|アセトン臭がみられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第15回(2007) 問題53|アセトン臭がみられるのはどれか。
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