学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ R. 意識障害 / Q0704

理由で解く 臨床医学総論

Q0704 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第12回(2004) 問題62
問題
アセトン臭がする意識のない人が搬送されてきた。最も考えられるのはどれか。
選択肢
1 急性アルコール中毒
2 肝性昏睡
3 糖尿病性昏睡
4 尿毒症
解答
正解3(糖尿病性昏睡)
解説
✗ 1. 誤り
急性アルコール中毒
急性アルコール中毒では呼気にアルコール臭がするが、アセトン臭ではない。
✗ 2. 誤り
肝性昏睡
肝性昏睡ではアンモニアの蓄積による肝臭(甘ったるい特有の臭い)がみられるが、アセトン臭ではない。
✓ 3. 正解
糖尿病性昏睡
✓ 正しい。 アセトン臭は糖尿病性ケトアシドーシスで呼気中にアセトンが増加して生じる特有の甘酸っぱい臭いである。糖尿病の重症化によりケトン体が蓄積し、ケトアシドーシスから昏睡に至る。急性アルコール中毒はアルコール臭、肝性昏睡はアンモニア臭(肝臭)、尿毒症は尿臭がそれぞれ特徴的である。
✗ 4. 誤り
尿毒症
尿毒症では血中の尿素窒素が増加し、呼気に尿臭がするが、アセトン臭ではない。
ポイント
  • アセトン臭=糖尿病性ケトアシドーシス(ケトン体蓄積による甘酸っぱい臭い)。
  • アセトン臭は糖尿病性ケトアシドーシスで呼気中にアセトンが増加して生じる特有の甘酸っぱい臭いである。
  • 糖尿病の重症化によりケトン体が蓄積し、ケトアシドーシスから昏睡に至る。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第12回(2004) 問題62|アセトン臭がする意識のない人が搬送されてきた。最も考えられるのはどれか。 解説図
鍼灸 第12回(2004) 問題62|アセトン臭がする意識のない人が搬送されてきた。最も考えられるのはどれか。
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