学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ Q. ショック・出血傾向・貧血・易感染性 / Q0698

理由で解く 臨床医学総論

Q0698 おもな症状の診察法

出典:鍼灸 第32回(2024) 問題48
問題
疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 溶血性貧血 ― ばち指
2 鉄欠乏性貧血 ― スプーン状爪
3 巨赤芽球性貧血 ― 黄疸
4 再生不良性貧血 ― ハンター舌炎
解答
正解2(鉄欠乏性貧血-スプーン状爪)
解説
✗ 1. 誤り
溶血性貧血 ― ばち指
溶血性貧血の特徴的症状は黄疸・脾腫であり、ばち指は呼吸器疾患や心疾患の所見。
✓ 2. 正解
鉄欠乏性貧血 ― スプーン状爪
✓ 正しい。 鉄欠乏性貧血ではスプーン状爪(匙状爪)が特徴的な身体所見であり、鉄不足により爪の成長が障害されて爪が薄く反り返る。溶血性貧血ではばち指ではなく黄疸が特徴、巨赤芽球性貧血ではハンター舌炎がみられ黄疸は典型的でない(しかし軽度の溶血が伴うことはある)、再生不良性貧血ではハンター舌炎ではなく出血傾向が特徴である。
✗ 3. 誤り
巨赤芽球性貧血 ― 黄疸
巨赤芽球性貧血ではハンター舌炎がみられるが、黄疸は主症状ではない。
✗ 4. 誤り
再生不良性貧血 ― ハンター舌炎
再生不良性貧血では汎血球減少による出血傾向が特徴であり、ハンター舌炎はビタミンB12欠乏(巨赤芽球性貧血)の所見。
ポイント
  • 鉄欠乏性貧血=スプーン状爪(匙状爪)・舌炎。巨赤芽球性貧血=ハンター舌炎。
  • 鉄欠乏性貧血ではスプーン状爪(匙状爪)が特徴的な身体所見であり、鉄不足により爪の成長が障害されて爪が薄く反り返る。
  • 溶血性貧血ではばち指ではなく黄疸が特徴、巨赤芽球性貧血ではハンター舌炎がみられ黄疸は典型的でない(しかし軽度の溶血が伴うことはある)、再生不良性貧血ではハンター舌炎ではなく出血傾向が特徴である。
  • 重要用語: 匙状爪 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第32回(2024) 問題48|疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第32回(2024) 問題48|疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
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