学習トップ理由で解く 臨床医学総論第10章 ▸ F. 悪心・嘔吐・腹痛・吐血・下血 / Q0569

理由で解く 臨床医学総論

Q0569 おもな症状の診察法

出典:あマ指 第9回(2001) 問題73
問題
筋性防御をきたすのはどれか。
選択肢
1 汎発性腹膜炎
2 C型肝炎
3 糸球体腎炎
4 前立腺炎
解答
正解1(汎発性腹膜炎)
解説
✓ 1. 正解
汎発性腹膜炎
✓ 正しい。 筋性防御(デファンス)は腹膜刺激により腹壁の筋が反射的に硬直する現象で、汎発性腹膜炎の重要な身体所見である。汎発性腹膜炎は消化管穿孔などにより腹腔全体に炎症が波及した状態であり、板状硬・筋性防御・反跳痛(ブルンベルグ徴候)がみられる。
✗ 2. 誤り
C型肝炎
C型肝炎は肝臓のウイルス感染症であり、腹膜炎は起こさないため筋性防御はみられない。
✗ 3. 誤り
糸球体腎炎
糸球体腎炎は腎臓の炎症であり、腹膜を刺激しないため筋性防御はみられない。
✗ 4. 誤り
前立腺炎
前立腺炎は前立腺の炎症であり、腹膜刺激症状は通常みられない。
ポイント
  • 筋性防御(デファンス)は腹膜炎の重要な所見で、腹壁が板のように硬くなる。
  • 筋性防御(デファンス)は腹膜刺激により腹壁の筋が反射的に硬直する現象で、汎発性腹膜炎の重要な身体所見である。
  • 汎発性腹膜炎は消化管穿孔などにより腹腔全体に炎症が波及した状態であり、板状硬・筋性防御・反跳痛(ブルンベルグ徴候)がみられる。
  • 重要用語: 筋性防御、デファンス、は腹膜炎の重要な所見で を正確に理解しておくこと。
比較表
腹痛の種類 機序 痛みの性状 局在性 具体例
内臓痛 管腔臓器の伸展・拡張・収縮 鈍痛または間欠的疝痛 乏しい(正中線上) 胃炎・胆石症・腸閉塞
体性痛 腹膜の刺激 鋭い持続痛 明確(病変部と一致) 腹膜炎・虫垂炎
関連痛(放散痛) 内臓痛の脊髄内波及 皮膚分節に感じる痛み 病変から離れた部位 胆嚢炎→右肩痛、心筋梗塞→心窩部痛

表: 腹痛の分類(内臓痛・体性痛・関連痛)

解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題73|筋性防御をきたすのはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題73|筋性防御をきたすのはどれか。
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