学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ C. 脳神経検査 / Q0304

理由で解く 臨床医学総論

Q0304 神経系の診察

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題42
問題
涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。
選択肢
1 三神経
2 顔面神経
3 舌咽神経
4 舌下神経
解答
正解2(顔面神経)
解説
✗ 1. 誤り
三神経
嗅神経(I)は嗅覚のみを伝える純感覚神経であり、涙腺・唾液腺の支配はない。
✓ 2. 正解
顔面神経
✓ 正しい。 涙腺と唾液腺(顎下腺・舌下腺)を支配しているのは顔面神経(VII)の副交感神経線維である。顔面神経は顔面筋の運動、舌の前2/3の味覚、涙腺・唾液腺の分泌を支配する多機能な混合神経である。耳下腺は舌咽神経(IX)の副交感神経線維が支配する。
✗ 3. 誤り
舌咽神経
舌咽神経(IX)は耳下腺の分泌は支配するが、涙腺・顎下腺・舌下腺は支配しない。
✗ 4. 誤り
舌下神経
舌下神経(XII)は舌筋を支配する純運動神経であり、腺の分泌は支配しない。
ポイント
  • 顔面神経(VII)が涙腺と唾液腺(顎下腺・舌下腺)を、舌咽神経(IX)が耳下腺を支配する。
  • 涙腺と唾液腺(顎下腺・舌下腺)を支配しているのは顔面神経(VII)の副交感神経線維である。
  • 顔面神経は顔面筋の運動、舌の前2/3の味覚、涙腺・唾液腺の分泌を支配する多機能な混合神経である。
  • 重要用語: 顔面神経、VII、が涙腺と唾液腺 を正確に理解しておくこと。
比較表
番号 脳神経名 種類 主な機能
I 嗅神経 感覚 嗅覚
II 視神経 感覚 視覚
III 動眼神経 運動 眼球運動(上直筋・下直筋・内直筋・下斜筋)・眼瞼挙上・縮瞳
IV 滑車神経 運動 眼球運動(上斜筋)
V 三叉神経 混合 顔面の感覚・咀嚼筋の運動
VI 外転神経 運動 眼球運動(外直筋)
VII 顔面神経 混合 表情筋の運動・舌前2/3の味覚・涙腺・唾液腺分泌
VIII 内耳神経 感覚 聴覚(蝸牛神経)・平衡覚(前庭神経)
IX 舌咽神経 混合 咽頭の感覚・舌後1/3の味覚・唾液腺分泌
X 迷走神経 混合 咽頭・喉頭の運動・内臓の副交感神経支配
XI 副神経 運動 僧帽筋・胸鎖乳突筋
XII 舌下神経 運動 舌筋の運動
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題42|涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題42|涙腺と唾液腺を支配しているのはどれか。
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