学習トップ理由で解く 臨床医学総論第6章 ▸ B. 反射検査(深部反射・表在反射・病的反射) / Q0280

理由で解く 臨床医学総論

Q0280 神経系の診察

出典:鍼灸 第22回(2014) 問題58
問題
鉛管現象と関係が深いのはどれか。
選択肢
1 錐体路
2 脊髄後索
3 大脳基底核
4 小 脳
解答
正解3(大脳基底核)
解説
✗ 1. 誤り
錐体路
錐体路障害では痙直が出現し、折りたたみナイフ現象がみられる。鉛管現象ではない。
✗ 2. 誤り
脊髄後索
末梢神経障害では弛緩性麻痺・筋トーヌス低下が起こり、鉛管現象は出現しない。
✓ 3. 正解
大脳基底核
✓ 正しい。 鉛管現象は固縮(Rigidity)の特徴的所見で、錐体外路系障害(パーキンソン病など)でみられる。他動的に関節を動かすと、最初から最後まで一様の抵抗が感じられ、鉛管を曲げるような感触を呈する。折りたたみナイフ現象は痙直(錐体路障害)でみられ、最初は抵抗が強いが途中で急に抜ける。
✗ 4. 誤り
小 脳
小脳障害では筋トーヌスの低下(筋緊張低下)がみられ、鉛管現象は出現しない。
ポイント
  • 鉛管現象は錐体外路障害(パーキンソン病)の固縮を反映し、折りたたみナイフ現象は錐体路障害の痙直である。
  • 鉛管現象は固縮(Rigidity)の特徴的所見で、錐体外路系障害(パーキンソン病など)でみられる。
  • 他動的に関節を動かすと、最初から最後まで一様の抵抗が感じられ、鉛管を曲げるような感触を呈する。
  • 重要用語: 鉛管現象は錐体外路障害、パーキンソン病、固縮を反映し を正確に理解しておくこと。
比較表
分類 反射名 刺激部位 反応
粘膜反射 角膜反射 角膜を綿糸で触れる 閉眼
咽頭反射 咽頭後壁を舌圧子で刺激 嘔気
皮膚反射 腹壁反射 腹壁を外→中央へこする 臍が移動
足底反射 足裏をこする 足趾が足底方向へ屈曲
肛門反射 肛門周囲を刺激 肛門括約筋収縮
深部反射 膝蓋腱反射 膝蓋腱を叩打 膝関節伸展
アキレス腱反射 アキレス腱を叩打 足底屈曲
自律神経反射 対光反射 瞳孔に光を当てる 縮瞳
眼球心臓反射 眼球を圧迫 徐脈
解説画像
鍼灸 第22回(2014) 問題58|鉛管現象と関係が深いのはどれか。 解説図
鍼灸 第22回(2014) 問題58|鉛管現象と関係が深いのはどれか。
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