学習トップ理由で解く 臨床医学総論第5章 ▸ F. 胸部(胸郭) / Q0163

理由で解く 臨床医学総論

Q0163 局所の診察

出典:鍼灸 第14回(2006) 問題54
問題
樽状胸をきたすのはどれか。
選択肢
1 肺炎
2 肺気腫
3 肺結核
4 肺線維症
解答
正解2(肺気腫)
解説
✗ 1. 誤り
肺炎
肺炎は肺実質の炎症で含気量減少であり、樽状胸にはならない。
✓ 2. 正解
肺気腫
✓ 正しい。 樽状胸は胸郭の前後径が横径に比して大きくなった状態で、肺気腫(COPD)で肺が過膨張した結果みられる。肺炎、肺結核、肺線維症では肺の含気量が減少する方向の変化であり、樽状胸にはならない。
✗ 3. 誤り
肺結核
肺結核は肺の炎症・空洞形成であり、通常は樽状胸にはならない。
✗ 4. 誤り
肺線維症
肺線維症は肺が線維化して萎縮するため、樽状胸にはならない。
ポイント
  • 樽状胸は肺気腫(COPD)の肺過膨張でビール樽状に前後径が増大する。
  • 樽状胸は胸郭の前後径が横径に比して大きくなった状態で、肺気腫(COPD)で肺が過膨張した結果みられる。
  • 肺炎、肺結核、肺線維症では肺の含気量が減少する方向の変化であり、樽状胸にはならない。
  • 重要用語: 樽状胸は肺気腫、COPD、樽状胸をきたすのはどれか を正確に理解しておくこと。
比較表
胸郭の変形 特徴 原因疾患
樽状胸 前後径が横径に比して増大 肺気腫(COPD)
鳩胸 胸骨下半部が突出 くる病
漏斗胸 胸骨下部が著しく凹む マルファン症候群
ロザリオ胸(肋骨念珠) 肋軟骨付着部が数珠状に肥厚 くる病
解説画像
鍼灸 第14回(2006) 問題54|樽状胸をきたすのはどれか。 解説図
鍼灸 第14回(2006) 問題54|樽状胸をきたすのはどれか。
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