学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ D. 姿勢・体位・歩行 / Q0117

理由で解く 臨床医学総論

Q0117 全身の診察

出典:鍼灸 第12回(2004) 問題68
問題
体位とその目的との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 ファウラー位 ― 横隔膜の下降
2 トレンデレンブルグ体位 ― 脳血流の増加
3 起坐位 ― 静脈還流の増加
4 側臥位 ― 誤嚥の防止
解答
正解3(起坐位 - 静脈還流の増加)
解説
✗ 1.
ファウラー位 ― 横隔膜の下降
✗ 正しい。ファウラー位は上体を挙上する体位で、横隔膜が重力で下降し呼吸を楽にする。正しい。
✗ 2.
トレンデレンブルグ体位 ― 脳血流の増加
✗ 正しい。トレンデレンブルグ体位は頭低位で脳血流を増加させる。正しい。
✓ 3. 正解
起坐位 ― 静脈還流の増加
✓ 誤り。 起座位は重症心不全や肺疾患の患者が静脈還流を減少させて肺うっ血を軽減するためにとる体位である。静脈還流の増加が目的ではなく、逆に減少させることが目的である。ファウラー位では横隔膜が重力で下降し、トレンデレンブルグ体位は脳血流増加、側臥位は誤嚥防止にそれぞれ正しい。
✗ 4.
側臥位 ― 誤嚥の防止
✗ 正しい。側臥位は嘔吐時などの誤嚥防止に有効であり、正しい。
ポイント
  • 起座位は静脈還流の減少(増加ではない)で肺うっ血を軽減する体位である。
  • 起座位は重症心不全や肺疾患の患者が静脈還流を減少させて肺うっ血を軽減するためにとる体位である。
  • 静脈還流の増加が目的ではなく、逆に減少させることが目的である。
  • 重要用語: 起座位は静脈還流の減少、増加ではない を正確に理解しておくこと。
比較表
体位 目的・特徴
ファウラー位(半座位) 横隔膜下降、呼吸困難の軽減
トレンデレンブルグ体位 頭低位、脳血流増加・ショック時
起座位 静脈還流減少、心不全の呼吸困難軽減
側臥位 誤嚥の防止
解説画像
鍼灸 第12回(2004) 問題68|体位とその目的との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第12回(2004) 問題68|体位とその目的との組合せで誤っているのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手