学習トップ理由で解く 臨床医学総論第4章 ▸ A. 顔貌・顔色 / Q0084

理由で解く 臨床医学総論

Q0084 全身の診察

出典:あマ指 第3回(1995) 問題71
問題
黄疸をきたさない疾患はどれか。
選択肢
1 急性肝炎
2 脂肪肝
3 胆石症
4 溶血性貧血
解答
正解2(脂肪肝)
解説
✗ 1. 誤り
急性肝炎
急性肝炎は肝細胞障害によりビリルビン処理能が低下し黄疸を呈する。
✓ 2. 正解
脂肪肝
✓ 正しい。 脂肪肝は肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態であるが、ビリルビン代謝は比較的保たれるため通常は黄疸を呈さない。急性肝炎では肝細胞障害、胆石症では胆道閉塞、溶血性貧血では赤血球破壊によるビリルビン産生増加により、いずれも黄疸をきたす。
✗ 3. 誤り
胆石症
胆石症は胆管閉塞により胆汁排泄が障害され閉塞性黄疸を呈する。
✗ 4. 誤り
溶血性貧血
溶血性貧血は赤血球の過剰破壊により間接ビリルビンが増加し溶血性黄疸を呈する。
ポイント
  • 脂肪肝は通常黄疸をきたさないが、肝炎・胆石・溶血性貧血は黄疸の原因となる。
  • 脂肪肝は肝細胞に中性脂肪が過剰に蓄積した状態であるが、ビリルビン代謝は比較的保たれるため通常は黄疸を呈さない。
  • 急性肝炎では肝細胞障害、胆石症では胆道閉塞、溶血性貧血では赤血球破壊によるビリルビン産生増加により、いずれも黄疸をきたす。
  • 重要用語: 肝炎、胆石 を正確に理解しておくこと。
比較表
黄疸の分類 機序 代表的疾患
肝細胞性黄疸 肝細胞障害によるビリルビン処理能低下 急性肝炎、肝硬変
閉塞性黄疸 胆道閉塞による胆汁排泄障害 胆石症、膵頭部癌
溶血性黄疸 赤血球過剰破壊で間接ビリルビン増加 溶血性貧血
解説画像
あマ指 第3回(1995) 問題71|黄疸をきたさない疾患はどれか。 解説図
あマ指 第3回(1995) 問題71|黄疸をきたさない疾患はどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学総論
App Store入手