学習トップ理由で解く 臨床医学総論第3章 ▸ C. 血圧 / Q0052

理由で解く 臨床医学総論

Q0052 生命徴候(バイタルサイン)の診察

出典:あマ指 第2回(1994) 問題66
問題
血圧について正しい記述はどれか。
選択肢
1 触診法では最低血圧はわからない。
2 収縮期血圧と最低血圧とは同じである。
3 個人の血圧は一日中一定である。
4 拡張期血圧は血管が最も拡張した時の血圧である。
解答
正解1(触診法では最低血圧はわからない。)
解説
✓ 1. 正解
触診法では最低血圧はわからない。
✓ 正しい。 触診法による血圧測定では、圧迫帯の圧を下げていく際に動脈の拍動が触れ始めた時点が収縮期血圧であるが、拡張期血圧は判定できない。拡張期血圧の測定には聴診法が必要で、コロトコフ音の消失点(スワン第5点)を拡張期血圧とする。
✗ 2. 誤り
収縮期血圧と最低血圧とは同じである。
収縮期血圧は心室の収縮期の最高血圧であり、最低血圧は拡張期血圧である。両者は同じではない。
✗ 3. 誤り
個人の血圧は一日中一定である。
血圧は運動、精神的興奮、食事、日内変動などの影響を受け、一日中一定ではない。
✗ 4. 誤り
拡張期血圧は血管が最も拡張した時の血圧である。
拡張期血圧は心室の拡張期における動脈内の血圧であり、血管が最も拡張した時の血圧という表現は不正確である。
ポイント
  • 触診法では収縮期血圧のみ測定可能で、拡張期血圧には聴診法が必要
  • 触診法による血圧測定では、圧迫帯の圧を下げていく際に動脈の拍動が触れ始めた時点が収縮期血圧であるが、拡張期血圧は判定できない。
  • 拡張期血圧の測定には聴診法が必要で、コロトコフ音の消失点(スワン第5点)を拡張期血圧とする。
  • 重要用語: 基本事項 を正確に理解しておくこと。
比較表
項目 触診法 聴診法
測定可能な血圧 収縮期血圧のみ 収縮期・拡張期の両方
判定基準 動脈拍動が触れ始める点 コロトコフ音(スワン第1〜5点)
測定値の差 聴診法より5〜10mmHg低い 触診法より高値
利点 簡便。騒音下でも可能 より正確な測定が可能
解説画像
あマ指 第2回(1994) 問題66|血圧について正しい記述はどれか。 解説図
あマ指 第2回(1994) 問題66|血圧について正しい記述はどれか。
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