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理由で解く 臨床医学総論

Q0008 診察の方法

出典:あマ指 第18回(2010) 問題67
問題
視診と疾患との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 太鼓ばち指 ― 肺気腫
2 チアノーゼ ― 僧帽弁閉鎖不全症
3 赤色皮膚線条 ― アジソン病
4 色素沈着 ― クッシング症候群
解答
正解1(太鼓ばち指 ― 肺気腫)
解説
✓ 1. 正解
太鼓ばち指 ― 肺気腫
✓ 正しい。 太鼓ばち指(ばち指)は指先が太鼓のばちのように膨らんだ状態で、肺気腫や肺癌、気管支拡張症など慢性の低酸素状態を伴う呼吸器疾患でみられる。チアノーゼは僧帽弁狭窄症で特徴的であり、赤色皮膚線条はクッシング症候群、色素沈着はアジソン病の所見である。
✗ 2. 誤り
チアノーゼ ― 僧帽弁閉鎖不全症
チアノーゼは末梢血中の還元ヘモグロビンの増加によって生じ、僧帽弁狭窄症で特徴的にみられる。僧帽弁閉鎖不全症ではない。
✗ 3. 誤り
赤色皮膚線条 ― アジソン病
赤色皮膚線条はクッシング症候群でみられる所見であり、アジソン病では色素沈着が特徴的である。
✗ 4. 誤り
色素沈着 ― クッシング症候群
色素沈着はアジソン病(副腎皮質機能低下症)の特徴であり、クッシング症候群では満月様顔貌・赤色皮膚線条がみられる。
ポイント
  • ばち指は慢性呼吸器疾患、色素沈着はアジソン病、赤色皮膚線条はクッシング症候群
  • 太鼓ばち指(ばち指)は指先が太鼓のばちのように膨らんだ状態で、肺気腫や肺癌、気管支拡張症など慢性の低酸素状態を伴う呼吸器疾患でみられる。
  • チアノーゼは僧帽弁狭窄症で特徴的であり、赤色皮膚線条はクッシング症候群、色素沈着はアジソン病の所見である。
  • 重要用語: ばち指は慢性呼吸器疾患、色素沈着はアジソン病 を正確に理解しておくこと。
比較表
視診所見 関連疾患 機序
太鼓ばち指 肺気腫、肺癌、気管支拡張症 慢性低酸素による指先の軟部組織増殖
チアノーゼ 僧帽弁狭窄症、先天性心疾患 還元ヘモグロビン増加(5g/dL以上)
赤色皮膚線条 クッシング症候群 コルチゾール過剰による皮膚脆弱化
色素沈着 アジソン病 ACTH過剰によるメラニン色素増加
満月様顔貌 クッシング症候群 コルチゾール過剰による脂肪再分布
解説画像
あマ指 第18回(2010) 問題67|視診と疾患との組合せで正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第18回(2010) 問題67|視診と疾患との組合せで正しいのはどれか。
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