学習トップ理由で解く 臨床医学総論第2章 ▸ A. 医療面接(問診) / Q0004

理由で解く 臨床医学総論

Q0004 診察の方法

出典:鍼灸 第17回(2009) 問題52
問題
問診(医療面接)を行う際の注意として適切でない記述はどれか。
選択肢
1 温かみのある態度で接し、患者との信頼関係を築く。
2 ある症状がみられないといった陰性症状は重要である。
3 特定の疾患を推定し、それに沿って行う。
4 患者の個人情報が漏れないようにする。
解答
正解3(特定の疾患を推定し、それに沿って行う。)
解説
✗ 1.
温かみのある態度で接し、患者との信頼関係を築く。
✗ 正しい。温かみのある態度で接し、患者との信頼関係を築くことは医療面接の基本であり、適切な対応である。
✗ 2.
ある症状がみられないといった陰性症状は重要である。
✗ 正しい。予測される症状がみられないという陰性所見も診断に重要であり、陰性症状の確認は適切な対応である。
✓ 3. 正解
特定の疾患を推定し、それに沿って行う。
✓ 誤り。 医療面接では最初から特定の疾患を推定し、それに沿って質問を誘導してはならない。先入観にとらわれると、その疾患に都合のよい情報だけを集めてしまい、正確な診断を妨げる。まずは開かれた質問で患者の訴えを広く聞き取り、ある程度の見当がついてから閉ざされた質問で絞り込むことが重要である。
✗ 4.
患者の個人情報が漏れないようにする。
✗ 正しい。患者の個人情報が漏れないようにすることは守秘義務の遵守であり、適切な対応である。
ポイント
  • 医療面接では特定の疾患を推定してから行うのではなく、先入観なく聴取する
  • 医療面接では最初から特定の疾患を推定し、それに沿って質問を誘導してはならない。
  • 先入観にとらわれると、その疾患に都合のよい情報だけを集めてしまい、正確な診断を妨げる。
  • 重要用語: 先入観なく聴取する、問診、医療面接 を正確に理解しておくこと。
比較表
質問の種類 特徴 使用する場面
開かれた質問 患者が自由に回答できる 医療面接の前半 「どうなさいましたか」
閉ざされた質問 Yes/Noなど限定的な回答 後半で診断を絞り込む時 「食欲はありますか」
解説画像
鍼灸 第17回(2009) 問題52|問診(医療面接)を行う際の注意として適切でない記述はどれか。 解説図
鍼灸 第17回(2009) 問題52|問診(医療面接)を行う際の注意として適切でない記述はどれか。
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