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理由で解く 臨床医学各論

Q1415 その他の領域

出典:鍼灸 第10回(2002) 問題69
問題
疾患とその治療に用いる眼鏡との組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 近視 ― 凸レンズ
2 遠視 ― 凹レンズ
3 老眼 ― プリズムレンズ
4 乱視 ― 円柱レンズ
解答
正解4(乱視 ― 円柱レンズ)
解説
✗ 1. 誤り
近視 ― 凸レンズ
近視は焦点が網膜前方に結ぶ屈折異常であり、焦点を後方に移動させるために凹レンズ(マイナスレンズ)で矯正する。凸レンズは遠視や老眼に用いるものである。
✗ 2. 誤り
遠視 ― 凹レンズ
遠視は焦点が網膜後方に結ぶ屈折異常であり、焦点を前方に移動させるために凸レンズ(プラスレンズ)で矯正する。凹レンズは近視に用いるものである。
✗ 3. 誤り
老眼 ― プリズムレンズ
老眼(老視)は加齢に伴う水晶体の調節力低下により近見障害を生じるもので、近見用の凸レンズ(老眼鏡)で矯正する。プリズムレンズは斜視の矯正に用いるものであり、老眼には使用しない。
✓ 4. 正しい
乱視 ― 円柱レンズ
乱視は角膜や水晶体の曲率が方向によって異なるため、焦点が一点に結ばない屈折異常である。これを矯正するには、特定方向にのみ屈折力をもつ円柱レンズ(シリンダーレンズ)を用いる。乱視は屈折異常の一種であり、円柱レンズによる矯正が正しい組合せである。
ポイント
  • 近視=凹レンズ、遠視・老眼=凸レンズ、乱視=円柱レンズ、斜視=プリズムレンズ、という対応関係を整理して覚える。
  • 近視は焦点が網膜前方に結び凹レンズで後退させ、遠視は焦点が網膜後方に結び凸レンズで前進させる。逆に覚えやすいので注意する。
  • 老視の初期症状として眼精疲労が生じることがあり、近用眼鏡(凸レンズ)の処方が治療となる。老視の初期症状としての眼精疲労には近用眼鏡をかける。
  • 重要用語: 凹レンズ, 凸レンズ, 円柱レンズ, プリズムレンズ を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 矯正レンズ 焦点の位置/病態
近視 凹レンズ 焦点が網膜前方
遠視 凸レンズ 焦点が網膜後方
老眼(老視) 凸レンズ(近用眼鏡) 調節力低下
乱視 円柱レンズ 曲率の方向差
斜視 プリズムレンズ 眼位異常
解説画像
鍼灸 第10回(2002) 問題69|疾患とその治療に用いる眼鏡との組合せで正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第10回(2002) 問題69|疾患とその治療に用いる眼鏡との組合せで正しいのはどれか。
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