学習トップ理由で解く 臨床医学各論第13章 ▸ F. 眼科疾患 / Q1414

理由で解く 臨床医学各論

Q1414 その他の領域

出典:あマ指 第9回(2001) 問題89
問題
誤っている組合せはどれか。
選択肢
1 斜視 ― 眼位異常
2 老視 ― 調節異常
3 乱視 ― 視野異常
4 近視 ― 屈折異常
解答
正解3(乱視 - 視野異常)
解説
✗ 1.
斜視 ― 眼位異常
✗ 正しい。斜視は両眼の視線が一点に集中しない眼位の異常であり、正しい組合せである。眼精疲労の原因にもなり、プリズム眼鏡や斜視手術で治療する。
✗ 2.
老視 ― 調節異常
✗ 正しい。老視は加齢により水晶体の弾力性が低下し、調節力が減弱する状態である。近見時にピントが合わなくなるもので、調節異常として正しい組合せである。
✓ 3. 誤り
乱視 ― 視野異常
乱視は角膜や水晶体の曲率が方向によって異なるために生じる屈折異常であり、視野異常ではない。円柱レンズ(シリンダーレンズ)で矯正する。視野異常は緑内障や網膜疾患、視神経障害など別の病態で生じるものであり、乱視と結びつけるのは誤りである。
✗ 4.
近視 ― 屈折異常
✗ 正しい。近視は眼軸長の延長などにより焦点が網膜前方に結ぶ屈折異常であり、正しい組合せである。凹レンズで矯正する。
ポイント
  • 乱視は「屈折異常」であり「視野異常」ではない。視野異常をきたす代表疾患は緑内障(視野欠損)や網膜色素変性症(求心性視野狭窄)である。
  • 屈折異常(近視・遠視・乱視)と視野異常は病態が全く異なるため混同しないこと。斜視は眼位異常、老視は調節異常として正確に分類する。
  • 眼精疲労の原因には屈折異常、調節障害、輻輳障害、ドライアイ、VDT作業などがあり、適切な眼鏡矯正が治療の基本となる。
  • 重要用語: 乱視, 屈折異常, 視野異常, 斜視, 老視 を正確に理解しておくこと。
比較表
疾患 分類 矯正方法
近視 屈折異常 凹レンズ
遠視 屈折異常 凸レンズ
乱視 屈折異常 円柱レンズ
老視 調節異常 近用凸レンズ(老眼鏡)
斜視 眼位異常 プリズムレンズ、手術
解説画像
あマ指 第9回(2001) 問題89|誤っている組合せはどれか。 解説図
あマ指 第9回(2001) 問題89|誤っている組合せはどれか。
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