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理由で解く 臨床医学各論

Q1276 リウマチ性疾患・膠原病

出典:あマ指 第11回(2003) 問題77
問題
ハウスダストがアレルゲンである小児喘息患者への対応で適切なのはどれか。
選択肢
1 身近なぬいぐるみは頻繁に洗濯する。
2 寝具は羊毛にする。
3 就寝直前に掃除機をかける。
4 ほこりが入らないように窓を閉めておく。
解答
正解1(身近なぬいぐるみは頻繁に洗濯する)
解説
✓ 1. 正しい
身近なぬいぐるみは頻繁に洗濯する。
ぬいぐるみにはダニやハウスダストが付着・蓄積しやすいため、頻繁に洗濯することでアレルゲンを効果的に除去できる。ダニの死骸やフンがアレルゲンとなるため、洗濯による物理的な除去が有効である。できれば55度以上の温水洗浄が望ましい。
✗ 2. 誤り
寝具は羊毛にする。
羊毛寝具は動物性繊維であり、ダニの栄養源となりやすく温床になりやすい。ハウスダストアレルギーの患者には化学繊維(ポリエステル等)の寝具や防ダニカバーの使用が推奨される。また寝具の定期的な天日干しや乾燥機使用も有効である。
✗ 3. 誤り
就寝直前に掃除機をかける。
就寝直前に掃除機をかけると室内のハウスダストが舞い上がり、そのまま就寝すると喘息発作を誘発するリスクが高い。掃除は就寝の数時間前や日中に行い、十分な換気を行ってダストが沈静化してから就寝する。
✗ 4. 誤り
ほこりが入らないように窓を閉めておく。
窓を閉め切ると室内の換気が不十分となり、湿度が上昇してダニやカビの増殖が促進される。適切な換気(定期的な窓の開放、換気扇の使用)により室内の湿度を下げ、ハウスダストの蓄積を防ぐことが重要である。
ポイント
  • 小児喘息の約90%はI型アレルギー(IgE依存型)が関与するアトピー型であり、ダニ・ハウスダストが最も多いアレルゲンである。
  • 環境整備の基本は「アレルゲンの回避と除去」であり、ぬいぐるみの洗濯、化繊寝具の使用、適切なタイミングの清掃、換気・除湿が柱となる。
  • ダニは温度20~30度、湿度60~80%の高温多湿環境で増殖するため、室内の湿度を50%以下に保つことが予防に有効である。
  • 掃除のタイミングは喘息管理において重要であり、就寝直前は避け、十分な換気時間を確保する必要がある。
  • 重要用語: ハウスダスト、ダニ対策、環境整備、I型アレルギー を正確に理解しておくこと。
比較表
対策 適切な方法 不適切な方法
ぬいぐるみ 頻繁に洗濯(温水が望ましい) 放置する
寝具 化繊素材、防ダニカバー 羊毛・羽毛
掃除 日中に行い換気する 就寝直前に行う
換気 定期的に窓を開放する 窓を閉め切る
室内環境 湿度50%以下に管理 高温多湿を放置
解説画像
あマ指 第11回(2003) 問題77|ハウスダストがアレルゲンである小児喘息患者への対応で適切なのはどれか。 解説図
あマ指 第11回(2003) 問題77|ハウスダストがアレルゲンである小児喘息患者への対応で適切なのはどれか。
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