学習トップ理由で解く 臨床医学各論第6章 ▸ B. 甲状腺疾患 / Q0464

理由で解く 臨床医学各論

Q0464 内分泌疾患

出典:あマ指 第10回(2002) 問題87
問題
バセトウ病でみられるのはどれか。
選択肢
1 微熱
2 低血圧
3 巨大舌
4 体重増加
解答
正解1(微熱)
解説
✓ 1. 正しい
微熱
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)では甲状腺ホルモン過剰により基礎代謝が亢進し、産熱量が増加するため微熱(37℃台)がみられる。暑がり・発汗過多も特徴的であり、重症例では甲状腺クリーゼとして高熱(38℃以上)・頻脈・意識障害に至ることがある。
✗ 2. 誤り
低血圧
バセドウ病では代謝亢進と心拍出量増加により収縮期血圧が上昇し、低血圧にはならない。脈圧の開大(収縮期血圧上昇・拡張期血圧低下)が特徴的な循環動態である。
✗ 3. 誤り
巨大舌
巨大舌(舌肥大)は先端巨大症(成長ホルモン過剰)や甲状腺機能低下症(粘液水腫でのムコ多糖類沈着)でみられる症状であり、バセドウ病では起こらない。
✗ 4. 誤り
体重増加
バセドウ病では代謝亢進により食欲亢進にもかかわらず体重は減少する。体重増加は甲状腺機能低下症(粘液水腫)の症状であり、代謝低下による脂肪蓄積とムコ多糖類沈着が原因である。
ポイント
  • バセドウ病の代謝亢進症状として微熱・暑がり・発汗過多・体重減少・下痢・食欲亢進がある
  • 交感神経興奮症状として頻脈・動悸・手指振戦・精神不安定・不眠がある
  • 甲状腺クリーゼは甲状腺中毒症の急性増悪で、高熱・頻脈・意識障害を呈し致死的となりうる緊急疾患である
解説画像
あマ指 第10回(2002) 問題87|バセトウ病でみられるのはどれか。 解説図
あマ指 第10回(2002) 問題87|バセトウ病でみられるのはどれか。
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