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理由で解く 臨床医学各論

Q0030 感染症

出典:鍼灸 第21回(2013) 問題63
問題
院内感染と関連が深いのはどれか。
選択肢
1 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
2 A群溶血連鎖球菌
3 肺炎球菌
4 破傷風菌
解答
正解1(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)
解説
✓ 1. 正しい
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は院内感染の代表的な原因菌である。多くの抗菌薬に耐性を持ち、免疫力の低下した入院患者に日和見感染を起こしやすい。治療にはバンコマイシンが使用される。感染症法の五類感染症に指定されている。
✗ 2. 誤り
A群溶血連鎖球菌
A群溶血性連鎖球菌は咽頭炎、猩紅熱、蜂巣炎などの市中感染の原因菌であり、院内感染の代表的原因菌ではない。続発症として急性糸球体腎炎やリウマチ熱を起こすことがある。
✗ 3. 誤り
肺炎球菌
肺炎球菌は市中肺炎の最も多い原因菌であり、主に市中で感染する。院内感染の代表的原因菌ではない。
✗ 4. 誤り
破傷風菌
破傷風菌は土壌中に芽胞として存在し、外傷から感染する。院内感染とは関連が低い。
ポイント
  • 院内感染の代表的原因菌としてMRSAを最も重要な知識として覚えること。MRSAはメチシリン(耐性ブドウ球菌用ペニシリン)にも耐性を示すため、バンコマイシンが治療薬として選択される。
  • A群溶血性連鎖球菌や肺炎球菌は「市中感染」の代表的原因菌であり、「院内感染」とは区別する。
  • 重要用語: MRSA, バンコマイシン, 院内感染, 日和見感染 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第21回(2013) 問題63|院内感染と関連が深いのはどれか。 解説図
鍼灸 第21回(2013) 問題63|院内感染と関連が深いのはどれか。
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