学習トップ理由で解く 臨床医学各論第1章 ▸ A. 総論 / Q0005

理由で解く 臨床医学各論

Q0005 感染症

出典:鍼灸 第31回(2023) 問題70
問題
かぜ症候群について正しいのはどれか。
選択肢
1 ほとんどがウイルス感染である。
2 初期から呼吸音に異常がみられる。
3 主な感染経路は空気感染である。
4 抗菌薬を主に用いる。
解答
正解1(ほとんどがウイルス感染である)
解説
✓ 1. 正しい
ほとんどがウイルス感染である。
かぜ症候群はほとんどがウイルス感染(約80〜90%)である。ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルスなどが原因となる。鼻汁・咽頭痛・咳嗽・微熱などの上気道症状が主体であり、通常は1週間程度で自然治癒する。細菌感染はまれで、二次感染として起こることがある。
✗ 2. 誤り
初期から呼吸音に異常がみられる。
かぜ症候群は上気道の炎症であり、初期から呼吸音に異常がみられることは通常ない。聴診で副雑音(ラ音)が聴取されるのは肺炎など下気道感染を示唆する所見である。かぜ症候群では咽頭発赤や鼻汁などの上気道症状が主体で、胸部聴診は正常である。
✗ 3. 誤り
主な感染経路は空気感染である。
かぜ症候群の主な感染経路は飛沫感染と接触感染であり、空気感染ではない。咳やくしゃみによる飛沫や、汚染された手指・物品を介して感染する。空気感染するのは結核・麻疹・水痘などの特定の疾患のみである。
✗ 4. 誤り
抗菌薬を主に用いる。
かぜ症候群はウイルス感染症であるため、抗菌薬は無効であり使用しない。対症療法(解熱鎮痛薬・鎮咳薬・去痰薬・抗ヒスタミン薬など)が基本である。細菌感染の合併が疑われる場合(高熱の持続、膿性痰、白血球増多など)にのみ抗菌薬を考慮する。
ポイント
  • かぜ症候群は上気道感染症で、ほとんどがウイルス感染(ライノウイルス、コロナウイルスなど)である
  • 鼻汁・咽頭痛・咳嗽・微熱などの症状が主体で、通常1週間程度で自然治癒する
  • 飛沫感染・接触感染が主で、空気感染ではない
  • 治療は対症療法が基本で、抗菌薬は無効
  • 重要用語: ウイルス感染、上気道炎、対症療法 を正確に理解しておくこと。
解説画像
鍼灸 第31回(2023) 問題70|かぜ症候群について正しいのはどれか。 解説図
鍼灸 第31回(2023) 問題70|かぜ症候群について正しいのはどれか。
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 臨床医学各論
App Store入手