学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第10章 ▸ 実地 / QP61A019
理由で解く 理学療法士
急性疾患ではなく入院・安静に伴い活動が低下し、退院時にADLが入院前より低下した状態が入院関連機能障害(HAD)。高齢者の一般病棟入院で起こる廃用が本質。
本例は検査目的の一般病棟入院にもかかわらず、1週間の安静・不活動で階段昇降不能・歩行距離低下というADL低下を来した。これは入院に伴う活動制限(廃用)でADLが入院前より低下する入院関連機能障害(Hospitalization Associated Disability:HAD)に該当する。高齢者で頻度が高く、集中治療を要さない入院でも生じる点が特徴。AE(急性増悪)は原疾患の悪化を指すが本例は病態悪化ではない。ICU‐AW(ICU関連筋力低下)やPICSは重症でICU管理・人工呼吸などを経た後に生じる病態で、一般病棟入院の本例には当てはまらない。NYHA分類Iは心不全がなく身体活動に制限がない状態を指し、歩行30mまで低下した本例の説明にならない。
| 用語 | 発生場面 |
|---|---|
| HAD | 一般病棟入院・安静での廃用性ADL低下 |
| ICU‐AW | ICUでの重症病態に伴う筋力低下 |
| PICS | ICU退室後の身体・認知・精神障害 |
| AE | 原疾患の急性増悪 |
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