学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP61A003
理由で解く 理学療法士

下腿義足の膝折れ(立脚後期の膝屈曲モーメント増大)はソケット初期屈曲角の過大が原因で、足部底屈・踵低・前足部硬・ソケット後方は逆に膝を伸展(安定)方向へ働かせる。
図は下腿義足(膝下切断用)で、上からソケット、支柱(パイロン/アダプター)、足部で構成される。膝関節は義足部品ではなく患者自身の関節であり、膝折れは義足アライメントによる膝屈曲モーメントの過大で生じる。立脚後期の膝折れ=膝屈曲モーメントの増大が原因である。選択肢のうち、前足部を硬くする・靴の踵を低くする・足部を底屈させる・ソケットを足部に対して後方にする、はいずれも荷重線を膝前方へ移動させ膝伸展モーメント(=膝の安定〜反張膝方向)を生むため、膝折れの原因にはならない。一方、ソケットの初期屈曲角が大きすぎると断端(脛骨・膝)が前傾し荷重線が膝後方を通るため膝屈曲モーメントが増大し膝折れを招く。したがって正答は5。
| アライメント不良 | 膝への影響 |
|---|---|
| ソケット初期屈曲角 過大 | 立脚期の膝折れ |
| 足部 底屈位 | 膝過伸展(反張膝) |
| 足部 前方位(ソケット後方) | 膝伸展・安定 |
| 足部 後方位(ソケット前方) | 膝折れ |
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