学習トップ理由で解く 理学療法士第14章 ▸ 一般 / QP60P050

理由で解く 理学療法士

QP60P050 理学療法管理学

出典:第60回理学療法士国家試験(2025)午後 問50
問題
感染症対策で正しいのはどれか。
選択肢
1 使用後の手袋は裏返しにして捨てる。
2 手袋使用後の手指消毒は不要である。
3 感染症患者以外には標準予防策は不要である。
4 マスクなしで咳をするときは手掌で口を覆う。
5 空気感染予防のためには隔離室内の気圧を陽圧に設定する。
解答
正解1(使用後の手袋は裏返しにして捨てる。)
解説

汚染した手袋は汚染面を内側に裏返して外し廃棄するのが正しい。標準予防策は全患者に適用し、手袋を外した後も手指衛生が必要。空気感染隔離室は陰圧にする。

標準予防策では、汚染面に触れないよう手袋は裏返して(汚染面を内側に包み込むように)外して廃棄するのが基本で、選択肢1が正しい。手袋を外した後も微小な汚染や破損に備えて手指消毒は必須であり、また標準予防策はすべての患者の血液・体液・分泌物を感染源とみなして全例に適用する(感染症患者に限らない)。咳エチケットではマスクがなければ手ではなくティッシュや肘の内側で口鼻を覆う(手掌は接触感染源になる)。空気感染の隔離室は病原体を外へ出さないよう陰圧に設定し、陽圧は誤り。

✓ 1. 正しい
使用後の手袋は裏返しにして捨てる。
汚染面を内側に包むよう裏返して外し廃棄するのが正しい
✗ 2. 誤り
手袋使用後の手指消毒は不要である。
破損・汚染に備え手袋を外した後も手指衛生が必要
✗ 3. 誤り
感染症患者以外には標準予防策は不要である。
標準予防策は全患者に適用する
✗ 4. 誤り
マスクなしで咳をするときは手掌で口を覆う。
咳エチケットでは手ではなくティッシュ・肘で覆う
✗ 5. 誤り
空気感染予防のためには隔離室内の気圧を陽圧に設定する。
空気感染予防のためには隔離室内の気圧を陽圧に設定する:空気感染隔離室は陰圧にする
ポイント
  • 手袋は汚染面を内側に裏返して廃棄
  • 標準予防策は全患者に適用、外した後も手指衛生
  • 空気感染隔離室は陰圧
比較表
隔離室の気圧設定
目的気圧設定
空気感染予防(結核・麻疹等)陰圧(病原体を外に出さない)
易感染者の防御(無菌室)陽圧(外部の病原体を入れない)
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