学習トップ / 理由で解く 理学療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QP60P007
理由で解く 理学療法士

腹臥位で肩90°外転位から上肢を天井方向へ挙上する(水平外転)運動は、後方腱板の棘下筋を鍛える運動である。
図は台の上で腹臥位(うつ伏せ)をとり、一側の上肢を体側へまっすぐ伸ばして肩関節をほぼ90°外転させ、ダンベルを握った状態を示す。上向きの矢印は、その上肢を天井方向へ挙上する運動方向を表しており、これは腹臥位における肩関節の水平外転(後方への挙上)を重力とダンベル抵抗下で行う等張性筋力増強運動である。この後上方への挙上運動では、肩後方の筋群が主として働く。選択肢のうち唯一の後方(腱板・外旋系)の筋が棘下筋であり、肩後方の安定化と外旋を担う腱板筋として動員される。右腱板損傷の修復術後6か月というリハビリテーション経過においても、腱板筋である棘下筋の強化は妥当な目的である。一方、烏口腕筋・小胸筋・前鋸筋・大胸筋はいずれも肩前面あるいは肩甲骨を前方へ働かせる筋であり、この水平外転(後上方挙上)運動とは方向が合わず主動作筋とはならない。したがって対象筋は棘下筋である。
| 筋 | 作用 |
|---|---|
| 棘上筋 | 外転(初期) |
| 棘下筋 | 外旋 |
| 小円筋 | 外旋 |
| 肩甲下筋 | 内旋 |
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